今日は雲が低く垂れ込めて、今にも降りそうな空模様であったが、何とか一日もった。
雨や雪の振る前に、予定していた畑の南側の杉の木を2本伐採した。
杉の背丈が伸び過ぎて、畑の作物が日陰になっていたので、取りあえず真ん中の2本を切った。
春先に樹皮と形成層を剥ぎ取って「巻き枯らし」にしておいたので、枝も少し枯れて幹も軽くなっているはずだ。
根元に木を倒したい方向に楔形の受け口を切り込み、その反対側の追い口から切り進んでいくと、狙った方向に木は倒れる。
木が傾いていたり、枝が偏って伸びていたり、逆風の時などは、安全を期してロープを掛け、倒したい方向へ引っ張りながら切っていく。
近くにきのこ栽培のほだ木が並べてあるし、横へ倒れると後の作業がやり難いので、ロープで引くことにした。
1本目は狙い通りに畑の方へ、地響きを立てて倒れていった。
2本目もロープを掛けて、寸分違わず1本目の横に並べることが出来た。
これも山仕事の師匠から教わった技で、後の作業性と安全性の確保に欠かせないことことである。
枝を払って今日の山仕事を終えたが、枝には杉の実がびっしりと付いていた。
春になれば弾けて花粉を飛ばすが、今年は実の付き具合いが良さそうなので、ちょっと憂鬱な気分になる。