名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

八事山興正寺の参拝

2012年01月11日 | セカンドルーム

 

もと会社OB会の会合が名古屋の八事であったので行ってきた。
春に行われる総会の準備や活動内容の打ち合わせを終えて、会場の近くにある八事山興正寺へお参りしてきた。


この寺は尾張徳川家ゆかりの名刹で、初詣や縁日には大勢の参拝客が訪れるが、正月も終わった今日の境内は静かだった。


広大な境内とその周りは緑が豊かで、ウォーキングコースもあって、市民の憩いの場所にもなっている。
数年前に、寺の運営に決定権を持つ住職と役員が不正経理をめぐって内部告発されたり、解雇された僧侶が地位確認の民事訴訟を起こすなど、新聞やテレビを賑わせていた。
高級住宅街に広大な敷地を持つ名刹は、迷える衆生の救済より、浮世の利権や我欲に目が眩むこともあるようだ。

久しぶりに訪れた八事の町も様変わりして、高層マンションが林立し、行きかう車も人も多かった。
子供の頃の記憶では、雑木林の中に屋敷が点在し、池にはボートが浮かび、のんびり釣りをする人の姿が脳裏に浮かぶ。
緑に囲まれた一角には火葬場や墓地があり、八事のシンボルのようであったが、都市化が進んだ今は違和感を感じるほどだ。
様変わりした町で、美味いカニ料理に舌鼓を打ち、腹ごなしに境内のウォーキングコースも楽しんできた。

コメント (6)
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