前線が停滞したままで天気が一向に回復しない。
午後になって時折青空が覗くこともあったが、すぐに厚い雲に閉ざされた。
空が薄暗いので、ヒグラシが昼間から盛んに鳴いている。夏の夕暮れに、カナカナとメスを呼ぶ鳴き声は涼しげで好きだが、昼間の蝉は暑苦しく感じる。
ネムの木は今が盛りで、近くを通ると甘い香りが漂ってくる。
淡紅色の筆のような花は、夏の花としては儚げな感じだ。
夜になっても花は咲いたままだが、葉は閉じて眠るので名付けられたと言われている。
田んぼの畦の花も次々と咲いて、散歩の目を楽しませてくれる。
トウモロコシの実も出揃って、白い髭をたらしている。
1本の茎に2~3個実を付けるので、一番上を残してあとはかき取る。
良い実を育てるために取ったヤングコーンは塩茹でにしてサラダなどで食べている。
きょうは日差しがなく涼しかったので、畑の草取りがはかどった。
明日からは天気も回復して暑くなりそうだが、強い陽射しは稲の成長に欠かせない。
そうは言っても、こう涼しくなったり暑くなったりでは、人の方が耐えられない。