朝から太陽がギラギラと照りつけ、今日も暑くなりそうだ。
夜咲いて朝に萎む宵待草(オオマツヨイグサ)が、朝の散歩で見かけるようになった。
ほたるぶくろも咲き始めたので、梅雨明けも近づいてきたようだ。
田んぼを外から眺めていると緑のじゅうたんのようで美しいが、近づいてみると稲株の周りには雑草が密生している。
10日ほど前に草取りをしたが、2番手3番手が次々に生えてくる。
雑草は成長が早く、放置しておくと稲の生育を損ない収量が著しく減少する。
田んぼの畦や土手の雑草も、目立って伸びてきた。
これも放っておくと害虫の繁殖場所になったり、動物も安心して侵入してくるので、秋の取入れまでに何度も刈らなければならない。
朝8時から田に入って草取りを始めたが、前回と違ってのこぎり状の稲の葉が伸びて顔をこする様になった。
腰を屈めて株周りの草を指でかき取りながら、泥の中へ埋め込んでいく作業はいつもの通りだが、稲の葉先が顔をつつくのが鬱陶しい。
同じ姿勢が長く続くと、背筋と大腿筋が固まり踏ん張りもきかなくなる。
3分の1ほど終わったところで気分を転換し、畦周りの草刈りをすることにした。
鋸歯が高速回転する刈払い機を使うので仕事は早いが、草に隠れた石をはねたり足場の悪い場所もあるので慎重な取り回しが必要だ。
草刈りが終わった後はすっきりしたが、10日もすれば元の姿になってしまう。
むかしから農作業で一番辛いのは草との戦いといわれていたが、今日は泥まみれ、草まみれ、汗まみれになってそれを実感した。