名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

ユキ(柴犬)の受難

2012年07月21日 | セカンドルーム

 

飛騨の山里は、今日も朝から雨が降り続いている。
時々止むことはあっても雲の切れることはなく、気温も低めで少し肌寒い一日だった。

昨日の午後、買い物帰りの車の中から、ユキが家の脇を流れる水路の中にいるのを見つけた。


一瞬何が起こったか判らないまま、前足で縁石に摑まっているところを救い上げて、家に入れて体を拭き様子を見ていた。
後足の爪が割れて血が滲んでいる以外に傷や異常は無さそうなので、その夜は部屋に入れて様子を見ることにした。
庭にロープを張って滑車にリードを繋いでいるので、自由に庭を動き回れるようにしてある。


庭の北側は2メートル以上の玉石が積まれ、その下を水路が流れている。
誤って転落すれば、リードの長さから見て宙吊り状態になるのだが、必死になってもがいている間に、運良く金具が外れて水路に落下したのだろう。
石垣に少し勾配があり、出っ張りもあって宙吊りは逃れたのかもしれない。
水路から這い上がれないことは無いと思うが、余力が無くなりじっと助けを待っていたのだろう。
水路に落ちたウリ坊の死骸を見つけたり、助け上げたことはあったが、まさかユキがこういう目に合うとは思いもしなかった。

ユキを飼い始めて12年になるが、こんな事故にあったのは初めてだ。
白内障を患い獣医師に診て貰ったが、手術すれば治る可能性もあるがやってみなければ判らないとの診断で、薬だけをもらっていた。
嗅覚や触覚など他の感覚でカバーできるので、世話を今まで以上にしてやれば大丈夫と言われ、散歩などでは危険箇所を避けるようにしていた。

よもやこういう事態になるとは思わなかったので、取りあえず転落しないように、ロープの位置と長さを調整した。

犬は人間より6~7倍の早さで歳を取ると言われている。
これからは、飼い主の歳を上回る高齢犬であることを自覚して付き合わなければならない。


いよいよ老々介護かと思ってしまうが、昨夜も今朝も食欲は旺盛で、何事も無かったように元気になった。
こんな姿を見ているとユキを気遣うより、転落や転倒を気を付けるのは飼い主の方だと思ったりする。

コメント (6)
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