飛騨地方は朝夕の冷え込みが強くなり、濃い緑の山も少しずつ色づいてきた。
秋晴れ続きで稲架干しも順調に進み、明日は待望の稲こきが出来そうだ。
今日は在庫してある板材や端材の整理をした。
家具制作で出る端材は、フォトフレームや小箱などインテリア小物の材料として利用していた。
ナラ、トチ、セン、ケヤキ、タモ、カエデ、キリ、ウォールナットなど10種以上もある。
いずれ使うことがあると思ってストックした端材は、思ったよりたくさん残っていた。
今後小物を作る予定が無いので、もったいないが薪ストーブの燃料にすることにした。
稀少材を燃すのは抵抗があるが、暖を取るために使うのだから木も許してくれるだろう。
厚い材は薪にして、薄い材は細かく割って焚き付けにする。
電動ノコで挽いていると、墨線の跡や斜め切りの材が出てきたりして、椅子やテーブルを作っていた頃を思い出す。
家具工房の手仕舞いを控えて、少しずつ身辺の整理を進めているが、捨て難い思い出が詰まっているので思うようにはかどらない。