
薫風に誘われて、名古屋城のお堀を一周してきた。

牡丹を見に二の丸庭園に寄ったが、
すでに盛りを過ぎた花が少し残っているだけだった。
わずかに残っている花も、しおれて少し哀れな風情だった。
芍薬はまだ蕾が固く、開花はもうしばらく先のようだ。


藤の回廊も花期が終わり、色あせた花房が垂れ下がっている。
名古屋城あたりの季節も、一歩進んでいるようだ。

城内の一角で、武将隊と一緒に写真を撮るイベントをやっていたが、
こちらは長蛇の列ができていた。
盛りを過ぎた花より、活きのいい武将隊に人気があるようだ。

本丸御殿も見物客が、長い列を作って待っている。
いずれもパスをして、外堀沿いを左回りで1周した。

今日の最高気温が27度で、お堀を渡る風が生暖かく感じた。
お堀端のホテルで一息入れ、静かな官庁街を経て、
栄から広小路を通って、帰ってきた。