名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

都心の自然

2014年05月16日 | 雑感


納屋橋河畔の栴檀(せんだん)が、
薄紫の花をつけ、蝶々が飛び交っていた。



秋には小梅ほどの実が生り、ヒヨドリが群がって食べにくる。



観光ホテル前の下園公園では、
花壇やツツジの植え込みで、
ミツバチをよく見かける。



大きな木の幹には、「おとなしいミツバチですが、
近寄らないでください」と、注意書きが貼ってあった。

都心には花壇や街路樹が多く、殺虫剤の散布や天敵も少ないので、
ミツバチにとって住みやすい環境のようだ。

以前、都心ビルの屋上や自宅の庭で、ミツバチ飼育に
挑戦する人が、増えているという話を聞いた。



飛騨に住んでいたころ、近所の人からサワラの幹をくりぬいて作った、
ミツバチの巣桶を貰って、畑の脇と屋根の庇に置いた。
3シーズン挑戦したが、ミツバチは入らなかった。

自然豊かな山里でも、農薬や除草剤の散布は
頻繁に行われるので、ミツバチは年々減少している。
それに天敵も多いので、ミツバチにとっては厳しい環境になりつつある。



クマが巣桶を鋭い牙と爪で壊し、
好物の蜜を横取りした跡をよく見かけた。

田舎で厳しい環境に追い込まれたミツバチが、都心では健気に自然と共生し、
受粉を助け花壇や街路樹を美しくしている。
コメント (2)
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