朝の散歩は何時ものように、池の周りを
歩いて来たが、陽射しが強く、
気温の上昇が肌に伝わってくる。
今日lから6月だが、何だか既に
7月か8月になったような感じだ。
今朝の各局テレビは、拉致被害者の
再調査問題を取り上げていた。
当事国以外に、隣国の思惑や政治問題も絡み、
複雑な様相を呈しているが、被害者や、家族の心情を思うと、
一日も早い解決を望みたい。
様々な報道を見るにつけ、韓国は安全対策や経済問題など、
難問を抱えながら、新たな外交課題に直面している。
朝鮮日報オンライン版は、頭越しに進められた日朝合意に、
「両国の急接近は、北朝鮮の核問題をめぐる北東アジアの
牽制構図を揺るがすし、韓米中3カ国からは一斉に困惑の声が
上がっている。」と報じている。
社説も同じ論調で、「韓国国内では日本が韓国側に交渉の経過を
伝えなかったことへの不満が高まっている。
北朝鮮問題に関する限り、どの国も韓国を抜きにすることはできず、
また韓国抜きにするとその代償を支払わねばならないという原則を定めるべきだろう。
実際にこれまで日本は韓国を完全に除外することはなかったし、
また今後もそれは難しいだろう。そのことが明確な以上、
韓国が必要以上に反応する必要はなく、またこれはプラスにもならない。
韓国は引き続き毅然とした姿勢を示しながら、
日本の意図と動向を見守っていくべきだ。」と記している。
韓国抜きの代償を払わねばならないと言う強気の一方で、
韓国が必要以上に反応する必要はなく・・・と、
弱気の姿勢も見え隠れする。
いつも威勢のいいコメンテーターの発言も、心なしトーンダウンし、
ことの深刻さを共有しているようでおもしろい。
ケネディ大使は日朝合意を支持し、中国外務省報道官も、
「日朝が対話を通じて懸案を解決し 、関係を改善することは、
地域の平和と安定につながる」と珍しく歓迎の意を示している。
いずれも大人の対応をしているのに、唯我独尊的な韓国メディアの論調は、
歴史認識や慰安婦問題と同じで、今に始まった事ではない。
上げた拳の下ろしどころが定まらず、
またぞろ他国を当てにした反日活動で、
自国の深刻な問題をかわそうとしている。