名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

高山へ

2009年03月16日 | セカンドルーム

 

名古屋に3泊して高山へ向かったが、今朝は雲一つ無い爽やかな天気だった。


東海北陸道の「ひるがの高原サービスエリア」あたりは薄い雲に覆われ、大日ケ岳山腹のスキー場も少し霞んで見えた。


お昼頃家に付いたが、まわりの雪もほとんど消えて、畑の黒い土が所々で顔を出していた。
掃除を済ませ部屋も暖まった頃、小雪が舞い始めた。 早春の飛騨はやはり寒い。
名古屋では、お彼岸には少し早かったが、お墓参りをしたり、同窓会の打ち合わせや家族サービスなども少しばかりやって、あわただしく過ごしてきた。
日ごろはユキ(柴犬)だけを相手に静かな暮らしをしているが、2世帯6人家族になると、孫相手に遊んでいるだけで日が暮れてしまいそうだ。
たまに帰った時の食事も賑やかで楽しいし、料理も気張って作ってくれるので言うことは無いが、これが毎日ともなればそうは行かないだろう。
近い将来、田舎の独居が難しくなった時のことを考える事もあるが、もうしばらくは今の状態が続き、たまに賑やかな所へ行ければと思っている。
喧騒の中で独居は耐えられないが、静かなところならどっぷりと浸れそうな気がした。

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山里の春

2009年03月15日 | セカンドルーム

 春の遅い山里も、3月半ばを過ぎると、春の兆しをあちこちで目にする。
蕗のとうやわさびが雪を割って顔を出し、木々の冬芽が膨らみを増す頃、それを待ちかねたように野鳥や山の動物達が里に下りてくる。


冬の名残りを残した岩井町の春を、スライドショーでお楽しみ下さい。
なお上映期間は、今日から1ヶ月間です。

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スリップ事故

2009年03月14日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、高山を発って名古屋に向かった。
2週続きの往復となったが、春は何かと用が多く通う回数も増える。
3時頃家を出た時は雪が降っていたが、高山の町に入ったら雨に変わっていた。


清見町辺りから雪になり、西ウレ峠にさしかかる頃は横殴りの雪で、視界が遮られるほどの荒れ模様になった。
途中で脇へ突っ込んでいる車や、レッカーで引かれている車に出会い、スピードを落として運転していたが、下りの左カーブで車が急にスリップし始めて、反対車線を越えてガードレールにぶつけてしまった。
対向車も後続車も無かったので大事に至らず、ガードレールのお陰で転落を免れたのは幸運だった。
フロントバンパーが凹んだ程度で、走行には支障がなく無事名古屋に着いてほっとした。
路面が濡れてシャーベット状の雪は滑りやすいことも、スリップすれば4駆でもスタッドレスタイヤでもコントロール出来ないことは分っていたが、どこかに隙があったのかも知れない。
家人からは、「もう無理なんじゃない」と言われてしまったが、注意力や反射神経が鈍っていることは自覚していても、今まで出来たことの感覚が体にしみ込んでいるのが一番の原因だと思った。
山に登っていても、何でもない所でつまずいたり滑ったりすることが多くなったのも同じ事で、頭で分っていても体が反応しない現実をまた一つ突きつけられた。

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きのこの植菌

2009年03月13日 | セカンドルーム

 

 なめこの「ほだ場」

裏山で椎茸となめこの原木栽培をしている。
毎年春先に、20~30本ほどの原木に植菌して、直射日光の当たらない、通風と排水の良い森の中に伏せておく。
椎茸はその年の秋から少し発生し、よく年の春から本格的に収穫が出来る。
なめこは翌年の秋から発生し、椎茸は年2回、なめこは年1回収穫できる。

 
今日は、先週玉切りしておいた楢と栗の原木に、椎茸の種駒を植菌した。
先日の雪で埋まった原木を掘り出し、ドリルで30ヶ所ほど穴を開けて、菌の付着した駒を木槌で打ち込む。

 
午前中の作業で、20本のほだ木が出来上がったので、菌が活着するようにコモでくるんでしばらく寝かせておく。


日差しの無い山裾は、焚き火をしても凍てつく寒さで、指の感覚が直ぐになくなってしまう。
椎茸が終わったのでこの後は、なめこの植菌とほだ場へ運搬すれば、今シーズンの作業は終わる。
きのこ栽培を始めて6年になるが、自然任せの状態でやっているので、その年の天候によって収穫の量も時期も一定しない。
ほだ木は5年ほど使えるが、きのこに養分を吸い取られた木は、カブト虫やクワガタ虫の幼虫を育てたあと再び森に帰っていく。
きのこも効率の良いハウス菌床栽培が全盛であるが、環境や自然にやさしい原木栽培は、安全でとても美味しい。

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飛騨は雪景色

2009年03月12日 | セカンドルーム

 

明け方まで降った雪で、今朝は白銀の世界に変わっていた。


昨日は地面が見えていた庭も、再び雪に覆われ、蕗のとうやわさびの芽も隠れてしまった。


南天の赤い実だけが、鮮やかに輝いていた。
朝夕1時間ほど散歩をしているが、今朝は久し振りに顔が痛くなるほどの冷たさを感じた。
春を思わせるような暖かい日が来たかと思うと、冬に戻ったような寒さもやって来る。


散歩から戻ってきた時は雲も消え、青空と陽光は春そのものだった。
飛騨の春は思わせぶりに、いつもゆっくりやって来る。

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飛騨高山へ

2009年03月11日 | セカンドルーム

  

名古屋の3日間は暖かい日が続き、街路樹の柳も芽吹いて春の陽気であった。
雪深い山里から来たユキ(柴犬)は、日差しが暑いのか、日影で荒い息をしていた。
名古屋で用事を終えて、今朝早く家を出て高山へ向かった。
名古屋、高山間は色々なルートがあるが、一宮ICから高速に入って、郡上八幡で下りるルートを利用することが多い。
走行距離と時間が一番短かいし、9時までに高速に入れば、料金は半額の900円で済む。
今月末から高速道路を休日に利用すれば、一律1.000円で走れるが、中距離の利用時間割引との調整は取れているのだろうか。

 


東海北陸自動車道の郡上八幡ICで下り、せせらぎ街道を走って来たが雪はほとんど無く、飛騨路に入る頃から両側に残雪が目立つ程度だった。

 


峠の温度計は-2℃を指して寒かったが、遊歩道の雪は固まり、あたりは歩ける状態になっていた。


お昼頃家に付いたら、庭の雪は少し残っている程度で、雑草があちこちで芽を出していた。
ほんの数日の間に、辺りの風景がすっかり変わっていた。

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日影平スライドショー

2009年03月10日 | セカンドルーム

 3月5日に訪れた日影平は、お天気も好く、スノーシューを付けて森の散策を楽しんできました。
その時の雪景色を、スライドショーでご覧下さい。

なお、スライドショーの上映期間は、今日から1ヶ月間です。

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飛騨の登山史

2009年03月09日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、高山で飛騨山岳会木下喜代男会長の講演「飛騨の登山史~信仰登山から近代登山へ~」を聴いてきた。

明治41年に設立された飛騨山岳会は、日本山岳会に次ぐ古い歴史を持っている。
講演はプロジェクターで、珍しい山の写真や豊富な資料を紹介しながら行われ、分り易く飽きさせない内容であった。
山の歴史が縄文・弥生時代までさかのぼり、内容もヨーロッパアルピニズムまで広がり、時間がかなり延びてしまった。
飛騨山岳会は、日本の近代登山史そのものを歩んできた会なので、黎明期の笠が岳、錫杖岳、乗鞍岳、穂高連峰などの開拓史を期待していたが、時間切れになって聴けなかったのが残念であった。


夕方、高山ICから高速に乗って名古屋へ向かったが、ちょうどスキー客の帰りと重なる時間になって、大渋滞に巻き込まれてしまった。
ぎふ大和を過ぎたあたりからスムーズに流れていたので、いつものように2車線になる郡上八幡から入れば、余分な時間や料金を払うことは無かったのにと悔やまれた。
飛騨方面のスキー場は、客の減少を嘆いているが、高速道路利用で便の良くなった奥美濃は賑わっているようだ。

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飛騨歴史民俗学会

2009年03月08日 | セカンドルーム

 

第24回「飛騨歴史民俗学会」の大会が、高山市民文化会館で開催されたので出席してきた。
これは年1回開かれる総会で、会の活動報告や研究発表、外部講師の講演などの内容で実施される。
縁があって会に入ったが、会員はもと教職に就かれていた人たちが多く、地域に密着した研究は興味深いものが多々ある。
今回も「揺台院佐奈姫の生涯」、「中世の馬瀬郷」、「清正の孫・加藤光正とその妹たち」、「飛騨川の中綱場」などの発表があった。
いずれも歴史の表舞台に出ることのないテーマであるが、地元に根を下ろした研究者の話はいつ聞いても面白い。


私はあまり熱心な会員でないので、総会以外に行われている月例学習会や、巡見などに参加したことはないが、昨年、小冊子「ひだ歴民」が発刊された時に「岩坪谷砂防堰堤を訪ねて」を投稿した。
これは、昭和初期に築造された砂防堰が、産業遺産として国の有形文化財に登録された時に訪れた時の記録を、ホームページに掲載し、それを書き直して発表した。
地元の熱心な研究者に啓発されて、こうした形で参加しながら、飛騨学を学ぶ良い機会にしている。
午後からは、飛騨山岳会の木下喜代男氏による「飛騨の登山史」の講演がある。
興味のあるテーマなので、これを聞いてから名古屋へ行く予定。

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山仕事

2009年03月07日 | セカンドルーム

 

ここ数日は、天気が目まぐるしく変わっている。
昨日は一日中雨が降ったので、予定していた外の仕事が何も出来なかった。
2月も雨が多かったが、3月に入っても雨と雪が交互にやって来る。
今日は天気も回復したので、久し振りに裏山へ入って仕事をした。


去年の秋に、きのこ栽培の「ほだ木」と薪用の木を伐採しておいた。
枝を払ったり、玉切りなどを少しずつやっていたが、雪に埋まっていて出来なかった部分を、今日ようやくやり終えた。
昨日の雨で雪もすっかり融けていたので、チェンソーの作業ははかどったが、この雪の状態では運ぶのが大変だ。
例年なら雪面を滑らせて下ろせたが、担いで下ろすしかない。
運搬は先に延ばして、遅れていたきのこ栽培用「ほだ木」の天地返しをやることにした。

 椎茸

 ナメコ


きのこの菌がまんべんなく回るように、椎茸は支柱に立て掛けてある「ほだ木」を上下に逆転し、ナメコは地面に伏せてある「ほだ木」の裏表を返す作業だ。


今まで気が付かなかったが、早くも数本のほだ木から、椎茸が小さな頭を出していた。
毎年、4月の中旬にならないと出てこないが、今年はずいぶん早いようだ。
この調子なら、去年の秋に採れなかった分を取り戻すことが出来るかも知れない。

 
一番奥に伏せてあったナメコのほだ木が、何者かにかじられていた。
ウサギやリスの歯や爪では、堅木をこれだけ深く鋭くえぐることは出来ない。
暖冬で熊も冬眠から目覚めたのだろうか。
たまに山仕事をすると、気になることが色々起こる。

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日影平スノートレッキング2

2009年03月06日 | セカンドルーム

  笠が岳を望む

昨日は暖かい陽気に誘われて、日影平へスノートレッキングに行ってきた。
日陰平は、高山市岩井町の「国立乗鞍青少年交流の家」あたり一帯の高原をいう。
近いこともあって、四季を問わず訪れているが、真冬か残雪の頃が好きだ。
交流の家を起点に、遊歩道やオリエンテーリングコースが整備されていて、春の新緑や夏の涼風、秋の紅葉を求めて訪れる人は多い。
日影平は、ナラ、ブナ、シラカバ、ダケカンバなどの広葉樹と、カラマツ、モミ、ツガなどの針葉樹林が入り混じって、美しい森を作っている。
乗鞍岳から西に延びる尾根は、分水嶺を形成し1.500mから2.000m級の山々が連なっている。


同じ山域に飛騨高山スキー場もあるので、道路はいつもきれいに除雪してある。
今日は、交流の家の裏手から乗鞍岳方面の日影峠に向かって歩いた。

 
カラマツやツガの森を抜けると、峠の分岐点に着き、まっすぐ進むと丸黒山から乗鞍岳山頂方面、左は日影平山へ、右は御岳見晴台からカブト山を経てスキー場へと続いている。

 峠から御岳遠望

当日は午前中だけの晴天だったので、御岳見晴台を往復したあと日影平山に登って、帰りは森の中を散策しながら麓に向かった。

 御岳見晴台

 日影平山山頂
雪の無い時期は下草や笹が生い茂って、遊歩道以外は歩くことが出来ないが、今はスノーシューを履いて森の中を自由に歩き回ることが出来る。

 
人が訪れない静かな雪山は、アニマルトラッキングやバードウォチィングなど、日ごろは味わえない楽しみもある。

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スノートレッキン

2009年03月05日 | セカンドルーム
日影平山に来てます。日差しが暖かくて、気分は最高。
肌を刺すような風も無く、森のスノートレッキンを楽しんでます。ダケカンバやカラマツの向こうに北アルプスの山々が連なってます。
山頂で景色を楽しんでますか、西の方から雲がかかって来たので、これから下山します。
12時50分 携帯で投稿
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墨絵の裏では・・・

2009年03月04日 | セカンドルーム

  

雪の止んだ山里の朝は、人が居なくなったのかと錯覚するような静けさだ。
森の木は純白の花をつけ、縞模様だった畑も白い波をうねらせている。
もやに包まれた墨絵のような風景は、快晴の朝より心が落ち着く。

 


静かな風景とは裏腹に、やわらかい雪の上には、動物の足跡が入り乱れていた。
特徴のある野うさぎの足跡と、それを追うキツネの足跡が点々と続いている。
例によって、鑑識係が臭いを嗅ぎながら追跡を始めた。

 
その先には新しい血痕と争いの跡が生々しく残り、生と死のドラマが、つい先ほどまで繰り広げられていたようだ。
最近はウサギが増えて、畑を荒らされるようになったが、理由は天敵のキツネが減ったからだといわれている。
去年は菜園に枝豆を蒔いたが、半分ほどをキジバトに食べられ、残った種が芽をふき葉を付けた頃、野うさぎに食べられて全滅してしまった。
先日、前の道をトボトボ歩いている動物を見かけた。
どこかの飼い犬かと思って見ていたら、口が尖っているし、尾も太くて立派だったので、キツネだと気が付いた瞬間、視線が合って森へ逃げ込んだ。
数少ない肉食獣が増えてきたようで、少しは畑の被害が少なくなるかも知れないが、残酷なシーンはあまり見たくない。

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雪の古い町並み

2009年03月03日 | セカンドルーム

 

朝から降り出した雪が、夕方になっても降り続いている。
こんな日のためにと思って残しておいた、確定申告を書き終えた。
締めてみたら家具の、売り上げは前年の90%で、経費は117%であった。
売り上げが減って、経費が増えるようでは情けないが、一人親方の気ままさが数字に出てしまった。

 


気分転換に高山の町へ買い物に行ったついでに、古い町並みを散歩してきた。
雪と寒さのせいか、いつもは賑わう町並みも、人通りは少なく静まり返っていた。

 信用金庫

古い町並は、お土産屋や飲食店などが多いが、普通の住宅や医院、信用金庫なども違和感無く町並みにとけ込んでいる。

 
そんな中で、屋上に大きなアンテナを立てたNTTのビルや、赤い中橋際の一角に建つ信用金庫と旅館は町全体の雰囲気を損なっているように思う。
春の高山祭りは、屋台がここに集まって、からくりを奉納しているが、この建物が写真に入ると雰囲気が出ない。

 
もう一方は、料亭「洲さき」や蕎麦屋のしっくりと落ち着いた店があるので、余計気になる。高山市も景観条例を制定して町並み保全に努めているが・・・

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飛騨は冬に逆戻り

2009年03月02日 | セカンドルーム

 

昨日までは暖かい日が続いていたが、今朝は一転して冬に逆戻りしたような冷え込みだった。
夕べ降った雪で、まわりは再び雪景色に変わっていた。

 
昨日は土手から蕗のとうを採ってきて、夕食の一品にふき味噌を作ったけど、その場所も雪で埋まってしまった。

 
外の様子を窺っていたユキ(柴犬)も、昨日のように地べたで寝るのは無理と、小屋へ引っ込んでしまった。


きのこ栽培のほだ木の天地返し(上下を逆転して菌の回りをよくする)を予定していたが、コンディションが悪いので日延べをする事にした。
山里の暮らしは、何をするにもお天気しだいでくるくる変わる。

 「山里暮らし」 3月号をUPしたのでご覧下さい。

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