名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

雪の朝

2009年12月16日 | セカンドルーム

  

今朝は雪が断続的に降り、まわりの山が墨絵のようになった。
粉雪が舞う程度なので、道や暖房の熱が伝わる屋根に積もるほどではない。

 
朝の散歩は寒さがこたえるが、犬は雪を見ると急に元気が出て、野原を飛び回り雪を盛んになめている。
食欲も旺盛になって、食事が少し遅れると戸を叩いて催促するし、食べ終わった食器をいつまでもなめ回している。
この時期になると、犬の元気をうらやましく感じる。
里の雪はまだ心もとない降り方だが、スキー場は恵みの雪になるだろうか。
スキー客は年末年始の予約を、降雪情報を見ながら20日頃までにするので、スキー場や民宿は祈るような気持ちで雪を待っている。


集落のロータリー除雪車は、出動のための整備も終わって待機していた。

 去年の1月撮影
年々出動回数は減っていくようだが、深夜や早朝もいとわず、道路を確保してくれる心強い存在である。
週末にかけて雪が降り続くし、高速道路のチェン規制も始まったので、冬用タイヤに交換した。


ジャッキの昇降やタイヤの脱着は、結構な力仕事で不自然な姿勢でやるので、気を付けないと腰を痛める。
冬用タイヤを装着していても、アイスバーンや坂道、カーブではスリップするので安心は出来ない。
去年は下りカーブで、ブレーキを踏まないのにスリップしてガードレールにぶつけてしまった。
自損事故で済んだが、これからは慎重な運転が欠かせない。
雪の備えは整ったが、雪を喜ぶ人や煩わしく思う人など、悲喜こもごもで雪の日を迎えている。

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山里の保育園

2009年12月15日 | セカンドルーム

 

昨夜降った雪が薄っすらと積もり、水溜りには氷が張っていた。


空には黒い雪雲が北西の風に乗って、次々に流れ込んでくる。
天気予報通りに、雲や風の動きから西高東低の気圧配置が感じられる。


午前中は作業場で仕事をし、午後は近くの大八保育園へ行って来た。
付き合いのある「わら細工名人」が、園児にわら細工を教えるということなので、助手を引き受けてついていった。
園児の家は農家が多いが、今はわらを利用して縄をなったり、むしろを編んだりすることはほとんど無い。
園児の親でわら細工が出来る人は少ないし、祖父母が辛うじて覚えている程度のようだ。
名人は、飛騨の伝統的なわら細工の伝承と普及をはかるため、農業の傍ら子供から大人まで幅広い層に教えている。
この保育園でも毎年行われており、今日は縄ないの練習をし、明日はその縄を使って、クリスマスリースを作るとのことである。
6本のわらを元でしばり、よりをかけながらなう方法を、園児たちは熱心に聞き入っていた。


名人の個別指導は、手の平にぺっとつばを吐きかけて手本を示していたが、園児はそこまでは見習わなかった。


最初はもつれたり、元がほどけたりして悪戦苦闘をしていた。


3本4本と作っていく間に、手つきも様になり縄らしくなってきた。

 
一人5本の縄が出来たところで、名人の「よく出来ました。また明日がんばりましょう。」の挨拶で今日のわら細工保育が終わった。
大昔から、お百姓の手から手へと受け継がれてきた生活の知恵や伝統の技は、飛騨の山村でもほとんど消滅してしまった。
草の根ボランティアで、幼い子供たちに飛騨の農民文化の一端が伝わることを願って園を後にした。

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「漬物浸け」の毎日

2009年12月14日 | セカンドルーム

 

今日もどんよりとした雲に覆われ、日差しがない分寒さを感じる。
明日から強い寒気が来て、雪になると報じていた。
週間天気予報も、雪だるまがずらっと並んでいたが、いよいよ冬本番がやって来そうだ。
午前中は、作業場で昨日の続きしていたが、細かい手仕事が多かったので寒さがこたえた。


午後、散歩をしていて、近所の人から漬物を頂いた。
飛騨では漬物がうまく漬かったときに、近所の人に分ける習慣があるので、その恩恵にあずかっている。
近くの家に遊びに行った時も、お茶うけに漬物がでて、食べ切れば次々におかわりが出るし、美味しいと言えばお土産に持たされる。
台所には頂き物の白菜、きゅうり、大根、赤カブ、きのこ、キャベツ、人参など秋に取れた材料を使った漬物がたくさんある。
せっかくの好意を無にしてはと思って、毎日せっせと食べている。
家によって漬け方や材料も様々で、それぞれの塩加減や味付けに工夫をしていて、家ごとの特徴が出ている。
漬物ステーキ、味噌煮込み、鍋、うどんやチャーハンの具など、漬物を使った料理も教わったが、今はそのまま食べている。
少し酸っぱくなった頃に試してみようと思っているが、どうも美味しいというイメージが浮かんでこない。
朝食はパンにコーヒーだが、漬物サンドの方が合いそうだと思ったりしている。
いずれにしろ、当分は「漬物浸け」の毎日が続きそうだ。

 

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寒い作業場

2009年12月13日 | セカンドルーム

 

太平洋側が晴れても、飛騨の山間部は曇ることが多い。
今日も日差しは無く、青空も見ることは無かった。
朝から作業場で、椅子と額縁の製作に取り掛かったが、手がかじかむほどの寒さは無かった。
午前中に木取りが終わり、それを組むために、午後は部材の凹凸加工をした。


部材の先端をほぞ取り機で、4面を切り落として凸部を作る。


相手の部材を角のみ盤でほぞ穴を掘って、凹部を作る。
いずれの作業も、おが屑や切り屑が飛び散るし、塗装は引火性の強いシンナーを使うので、作業場では暖房器具が使えない。
今日は終日作業場で仕事が出来たが、もっと寒くなると長時間の仕事が難しくなる。


椅子の仮組みとフレームの部材が完成した午後になっても、気温は上がらず朝のままだった。


夕方の散歩は、朝より風が冷たく枯れすすきが風に揺れて、寒気の訪れを告げているようだった。

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飛騨の漬物

2009年12月12日 | セカンドルーム

 

小雨が降る今朝の気温は6℃もあって、例年の今頃に比べれば10℃前後は高い。
山すその雲は風が無いので、いつまでも居座って消えない。
暖かくて過ごし易いが、冬を迎える緊張感が出てこないのも困る。
今日から郵便局の集配が、来年の春まで休みになり、代わって村の人が郵便物や新聞を配達してくれる。
雪深い山里の慣行であるが、もうそんな時期になったのかと、まわりを見渡しても厳しい冬の気配が無い。


渋柿もたわわに実を付けたままで、山にはまだ餌が豊富なのか野鳥も食べに来ない。
昔は柿渋を和紙や木製品などに塗ったり、干し柿を作ったりする人もいたが、今は人からも忘れ去られている。


赤カブを洗う姿をまだ見かけるが、いつもは見ただけで震えそうになるが、今日はそんな感じはしなかった。
赤カブは酢漬けや浅漬け、刻み漬け、品漬けなど、砂糖や酢、調味料などで味を付けた商品がたくさん出回っている。


このあたりでは長期に保存するため、塩だけで丸ごと漬けた昔ながらの漬け方をする家が多い。
古い家には今も漬物部屋があって、そこに棲み付いた菌が発酵を促し、独特の味わいや香りを作り出すといわれている。
大きな杉樽を使った赤カブの塩漬けから、小振りのプラスチック容器へ移り、漬物の好みも変わってきた。
代々受け継がれてきた伝統の味は、塩加減や重石の具合に加えて、山国独特の冷え込みによって作られてきたと言われる。
漬物が食卓の主役から降りてしまったのは、食生活の多様化に加えて、温暖化も影響しているのかも知れない。

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飛騨は雨の一日

2009年12月11日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、今朝から本格的な雨降りとなった。
今頃の時期は雪が降ってもおかしく無いが、気温が高いので終日雨が降り続いた。
スキー場は、年末年始の客を見込んで雪乞い?をしているが、今回も期待が裏切られたようだ。


部屋の壁には、年末までにやる用件がメモにして貼ってある。
障子貼りから、玄関や犬小屋の雪除けの取り付け、除雪用具準備、凍結防止ヒーターの取り付け、作業場の大掃除、不燃ごみ・資源ごみ集め、年賀状作り、タイヤ交換、注残品など等、うんざりするほど残っている。
午前中はその中から、雨降り用に残しておいた訳ではないが、年賀状作りに取り掛かった。
今まで作った分がパソコンに保存してあるので、その中から使えそうなのを取り出して、写真を入れ替え、挨拶文や年号、書体などを変えながら文面は完成した。
あとは住所録をチェックして、プリンターで印刷すれば出来上がる。
毎年、手抜き賀状と思いながらも、文面も宛名面もすべてパソコン任せにしている。
若い人たちは、携帯やPCのメール賀状が増えて来たと言われているが、それに比べれば多少の手作り感はあるかも知れない。


気がかりになっていた仕事が、一つ終わったところで、午後は高山市国府町の温泉施設「しぶきの湯 遊湯館」へ行って来た。
奥飛騨温泉郷の露天風呂もいいが、雨降りに菅笠を被って入るのもちょっと辛いので、内湯の広いここに決めた。


宇津江四十八滝の入り口にあり、岩盤浴やリラクゼーションコーナー、食堂、休憩所などが併設されている。
嫌な雨の日も、何となく満たされた一日となった。

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高山の町へ買い物に

2009年12月10日 | セカンドルーム

 

町のスーパーへ買い物に行った帰りに、師走の高山の町を歩いてきた。


今頃の時期は観光客が少なく、陣屋も宮川に架かる中橋あたりも静かだった。


朝市も漬物用の白菜や赤カブなど、地元の買い物客が中心になっている。

 
造り酒屋も大きな杉玉や新しいこもかぶりを飾って、新酒や初しぼりを売り物に客を呼んでいた。


路上禁煙の呼びかけに混じって、高山警察が「振り込め詐欺防止キャンペーン」ののぼりを立てて、高齢者と思しき人たちにチラシと小物を配っていた。
若いお巡りさんが近づいて来て、「気を付けて下さい」と言って、チラシと袋をくれた。
一目瞭然、対象者と見られてしまったことに、妙に納得しながら中身を見たら、「貼るカイロ」と「春慶塗の箸」が入っていた。
チラシには詐欺の手口や防止法が、大きな活字で丁寧に書いてあった。
カイロは分からないでもないが、なぜ箸をと思ってチラシを読んだら、振り込め詐欺を「はし」でつまみ出せ、っきりするまで、っかり確認!ということだった。
お堅い警察が洒落たことをと思う一方、名古屋では風俗店のお兄さんから声を掛けられて、満更でも無いと思ったりしていたが、今日はチラシを貰って複雑な気分になった。
町へ出て、世知辛い年末の一端を垣間見た。

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散歩コースには昔の名残が

2009年12月09日 | セカンドルーム

 

今日は1日中曇っていたが、昨日に比べると暖かくて、池も氷は張っていなかった。
相変わらず寒暖の差が激しく、外へ出るときの服装がその日によって変わるが、今日は手袋もコートも要らなかった。
集落は四方を山に囲まれているので、散歩のコースに事欠くことは無い。
林道や昔使われた作業道が残っていて、それを辿れば昔の暮らしの名残に出合う事がある。

 
今日は集落の南側の山を歩いてきたが、麓近くは杉や檜の植林が多く、林の中では椎茸やなめこの原木栽培が行われている。


谷川は水源になっていて、今も数百メートルをパイプで引いて台所や風呂場などで使われている。


しばらく登ると広葉樹林に変わり、以前はこの辺りで炭焼きや薪の伐り出しが行われていた。


古い炭焼き窯が残っているが、再び煙突の煙を見ることは無い。
麓から20分ほど登ったところに火葬場と墓が2基残っている。

 
10年程前には7~8基ほどの墓があったが、ほとんどが家の近くに移設された。
高齢化が進んで、険しい道を登って墓参りをするのが難しくなったり、道の補修をする人手も足りなくなったからだろう。
冬の葬式は大変だったようで、集落の人たちが火葬場まで雪かきをし、薪を担ぎ上げて準備をしたという。
冠婚葬祭も、自宅から公民館へ移り、今は町の葬祭会館が主流となっている。
山里の生活様式が変わっていく中で、結いの心も様変わりしていくようだ。

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飛騨の冬を感じた朝

2009年12月08日 | セカンドルーム

 

快晴の今朝は、放射冷却で冷え込みが強く、あたり一面が霜に覆われていた。
外の気温はマイナス5℃で、犬の水は器の底までカチカチに凍っていた。


朝日が差しても気温が低いので、霜の結晶はしばらく残っている。


地表に近い落ち葉に付いた結晶は、針のように鋭く、空中の枯れすすきは少し柔らかい感じがする。


田んぼの霜柱も、今朝はLサイズまで成長していた。
霜や霜柱は、うたかたのように儚く消え去るものだが、飛騨ではいつまでも元の姿で留まっている。


空気が澄んでいると、遠くの山も鮮やかに見えるが、今日の乗鞍岳も雲ひとつ無い空に、ゆったりと浮かんでいた。


お昼ごろになれば、日向の温もりは感じられたが、日陰の霜は夕方まで消えることは無かった。
今朝の寒気で、遅ればせながら飛騨の冬を感じた。

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高山へ

2009年12月07日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て、東海北陸自動車道を「ひるがの高原SA」で下り、荘川経由で高山へ戻ってきた。
この出口は、社会実験中でETC取り付け車だけが利用できる。
このあたりはスキー場が数ヶ所あって、これから賑わう筈だが、まだ滑れる状態ではない。


158号線の荘川付近を、「荘川そば街道」と名付けて、特産の手打ちそばを食べさせる店が5~6軒ある。
新そばを目当てに遠回りして走ってきたが、毎週月曜日が全店定休日になっていた。
一斉に休むことは無いと思うのだが、組合の協定で決まっているようだ。
松ノ木峠付近は小雪が降り、日陰にはうっすらと積もっていた。
高山のスーパーで買い物をして、お昼過ぎに家に着いたが、室温も3℃でひと気の無い家はすっかり冷え切っていた。

部屋の掃除をし、薪ストーブに火をつけてから、狭い車の中で退屈していた犬を連れて散歩に出かけた。
北西の風が山で唸り、黒い雲が勢いよく飛んでいく。
暖かい名古屋に居たので、木枯らしの冷たさが身にしみた。

 
裏山を見回っていたら、まだ大きななめこが出ていた。
寒い今夜は、「なめこ汁」で暖まれる。

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飛騨の湧き水

2009年12月06日 | セカンドルーム

 

いつも名古屋へ来るときは、高山の水をペットボトルに詰めて持ってくる。
田舎家は上水道が来ていないので、湧き水をポンプで台所や風呂場などに送って使っている。
恐らく、ミネラルやカルシウム、その他有機物も混じっていると思うが、10年以上飲み続けていても体がおかしくなったこともないので、今も安心して使っている。
名古屋の水道は、木曽川水系の水を使っているので比較的おいしい水だと言われているが、やはり飲み比べると自然の湧き水との差は歴然としている。
飛騨はいたる所に湧き水や清水があり、コップなどが置いてあるので、通りすがりの人がよく利用している。
名水ブームや自然の湧き水の人気が出て、最近は地元の人たちも長寿の水とか長命水などと名付けて、汲み易いように樋をつけたり、清掃をしたりして維持管理に努めている。
評判の良い水汲み場には、他県ナンバーの車がポリタンクを持って汲みに来たり、順番待ちをする姿も見かけるようになった。
飛騨では、きれいでおいしい水を使った豆腐や地酒、蕎麦などが名産品、名物として売り出されている。
水を意識する人が増える一方で、名水が大腸菌に汚染されて飲めなくなったという話も耳にする。
水も空気も汚染源はすべて人であるから、自然環境をこれ以上損なえば、空気をボンベで買ったり、飲料水もペットボトルで買う事になるかもしれない。
今日も名古屋で、飛騨の名水?で沸かしたコーヒーを味わっている。

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名古屋は雨の一日

2009年12月05日 | セカンドルーム

 

名古屋は天気が目まぐるしく変わり、今朝方から雨が降り始め、午後は激しい降りとなった。


夕方には雨は上がって、西の空に僅かに青空が見えた。
天気の変わりやすさも、気温もまだ秋が残っているようだ。
名古屋に居ると朝食前に新聞を読むことが出来る。
朝、新聞を読むのは当たり前のようにだが、飛騨では小さな集落まで新聞の宅配をしてくれないので、お昼ごろに郵便配達の人が届けてくれる。
郵送料の関係なのか、折り込みチラシが入ることもない。
日曜祭日は配達が休みになるので、連休のときは数日分をまとめて読むことになる。
世の中の出来事や事件もかなり遅れて知ることになるが、後で知って損をしたということはあまり無い。
テレビは普通に見れるし、インターネットならリアルタイムで様々な出来事を瞬時に知ることが出来る。
新聞を読む意味合いが少しずつ薄れていくが、それでも読み続けるのは、活字で育った世代ならではの事だろうか。
勤め人の頃は食事中とか通勤電車の中で、見出しを見て必要なところだけを拾い読みするだけで、役に立つ情報はかなり得たという実感は持っていた。
今は、夕食後に時間をかけて丁寧に読んでいるが、以前に比べると、そこから得るものは少なくなったような気がする。
寂しいことだが、あり余る時間の中で読む事だけが目的になってしまったことと、得た情報を生かす場が少なくなってきた結果かもしれない。
雨の名古屋で新聞を隅々まで読み、本紙より多いチラシを1枚1枚見ながら、閑居してつまらないことを考えている。

 

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mozo ワンダーシティで衝動買い

2009年12月04日 | セカンドルーム


昨日の午後、降りしきる雨の中を高山を出て名古屋へ向かった。
雨に曇るせせらぎ街道は、3時頃でもすでに薄暗くライトが必要だった。


5時頃名古屋に着いた時は雨も上がり、トナカイが超高層ビルの窓で出迎えてくれた。
僅か数時間で、ひと気の無い飛騨の街道から、刺激的な都会の夜景へ変ることが不思議でならない。


今日の名古屋は、気持ちよく晴れて、街路樹のいちょうが黄色く染まっていた。
暖かい陽射しに誘われて、家内と娘家族に付き合って、名古屋西区の「mozo ワンダーシティ」へ行ってきた。
最大級のショッピングセンターと言われるほどで、施設は全体像が分らないくらい大きかった。
ここへ来れば、衣食住から文化、娯楽まで、すべてが間に合いそうで、都心のデパートが衰退するのが分るような気がする。
ウイークデーにもかかわらず、人気の飲食店は80分待ちとか、長い行列を作るなど不景気はどこの出来事かと錯覚してしまう。


L.L.Beanの店があったので立ち寄ったら、カラフルであか抜けしたウェアがたくさん並んでいた。
ゴムと革で出来たハンティングブーツが有名なアウトドアメーカーは、ごつくて頑丈が定評であったが、今はしゃれたタウンウェアが多く、登山用品は隅の方に少し並んでいるだけだった。
10年以上も前に、綿のフィールドジャケットを通販で買ったが、いまだ健在で野山の遊びにはぴったりだった。
そんなこともあって、表が毛糸で裏がフリースのジャケットが目にとまり、試着してみたら着心地もよく風雪にも強そうだった。
暖かい陽気の名古屋で着る気はしないが、高山の寒さが頭をよぎって買ってしまった。
巨大なショッピングセンターは、あちこちで網を張って、衝動買いの客を待ち構えているようだ。

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日影平の森

2009年12月03日 | セカンドルーム

昨日のポカポカ陽気の青空はどこへやら。 今朝は一変して鉛色の空から冷たい氷雨が降ってきた。
夕べは月が煌々と輝いていたが、今日は天気の変わり目で、全国的に下り坂のようだ。
昨日は雄大な雲海を見た勢いで、高山市岩井町の日影峠から、日影平山~ブナの木平を歩いてきた。
葉がすっかり落ちてしまった冬枯れの森は明るく、今まで見えなかった景色もよく見えた。
「乗鞍青少年交流の家」を起点とするコースは、家から近いこともあって、季節を問わずよく訪れる。
春は森林浴や山菜採り、夏は涼風を求めて、秋は紅葉見物、冬はスノートレッキングなど、その日の天気や体調でコースを選んで歩いている。
雪を前にした、冬枯れの森の表情をスライドショーでご覧ください。
(上映期間は1ヶ月です)

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朝は寒かったが・・・

2009年12月02日 | セカンドルーム

 

今朝は放射冷却で冷え込みが強く、あたり一面が霜で真っ白になっていた。


水溜りや田んぼは氷が張り、久しぶりの冬景色になった。


山すその畑は、大きな霜柱が枯れ葉や土を押し上げていた。
朝の散歩で、日向を歩くと厚い落ち葉がカサカサと鳴り、日陰では霜柱がザクザクと音を立てる。
雪が積もるようになると、長靴がキュキュと泣く。
森の散歩は、まわりに音が無いので、自分の足音だけが妙に大きく聞こえる。


9時頃、高台から見下ろすと、高山の市街地は未だ雲海の下で、その向こうには白山が浮かんでいた。
放射冷却の強い晴天の朝によく見かける風景で、冬の盆地は昼ごろまで濃い霧に包まれることが多い。
ようやく師走になって冬が来たかと思ったが、陽が高くなれば昨日と同じでポカポカ陽気となった。
寒暖の差の大きさが、山里特有の風景を見せてくれる。

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