名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

猿投温泉と陶磁資料館

2010年12月16日 | セカンドルーム

 

昨夜泊まった猿投温泉の金泉閣は、朝晩の食事のメニューは、やはり先週と寸分違わなかった。
2週続きで泊まる物好きもいないので、当たり前のことかもしれない。
「ここの料理は何度食べても美味しいね」と言ったら、事情を知った仲居さんが苦笑いをしていた。
この日は混雑していたのか、大部屋に6人が枕を並べて寝ることになった。
これも修学旅行以来?の経験で、寝そびれた一人は、鼾の合唱や寝言がうるさくて朝まで寝付けなかったとぼやいていた。


帰りに、近くの猿投神社に参拝し、瀬戸の陶磁資料館にも寄ってきた。
ここは以前に訪れた時もそうだったが、自然環境も良く立派な施設だが、来館者が少なく閑散としていた。

ちょうど企画展「陶芸家・辻清明の眼」が開催中で、彼の作品や膨大なコレクションが展示されていた。
昨夜は酒食にひたり、今日は「明るさび」の世界に耽り、辛くもバランスの取れた2日間を過ごしてきた。

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先週と同じ場所で忘年会

2010年12月15日 | セカンドルーム

 

昨日の夕方、高山を出て名古屋に来た。
歳末の街は、七色の照明が瞬き車の往来も多かった。
狭い車に同乗するユキ(柴犬)は、たびたびの往復でストレスもたまり気味だ。
そのせいか、玄関へ繋いでおいても無駄吠えが多い。

部屋に入れてやれば、落ち着きを取り戻し、借りてきた犬のようにおとなしくしている。

もともと外で飼っているが、飼い主の都合で連れ回しているので、ここに居る間は好きなようにさせてやることにした。

今夜は学生時代の仲間と猿投温泉の金泉閣に1泊して、忘年会をすることになっている。
実は先週も全く同じ場所でやっているので、メンバーは違うが同じ温泉に入り、同じ食事になりそう。
場所が未定のまま日程の都合を聞かれた時に出席する旨を伝えていたので、同じ場所を理由に今さら断る訳にもいかない。
2週続きの忘年会は珍しくもないが、同じ場所で泊まりの忘年会は初めてだ。

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年賀状作り

2010年12月14日 | セカンドルーム

 

昨夜から激しい雨が降り続いていたが、今朝になってようやく小降りになった。
気温も高めで、周りに残っていた雪もすっかり解けてしまった。
高い山も雨が降ったようで、12月も不安定な天候が続いている。
飛騨地方は今夜から雪の予報が出ているが、凍結した山の斜面に雪が積もると、表層雪崩が起きるので要注意だ。
今日は天気もすっきりしないので、年賀状作りをすることにした。
文面から宛名書きまで、すべてパソコンで作るので、多少はオリジナリティを出してみたいと思ったりする。
来年の干支のうさぎの写真を使いたかったが、よく見かける割には動きが敏捷で、撮影のチャンスが無かった。


たまたまうさぎの足跡の写真があったので、それを使って自分の足跡と重ねることをテーマに作ることにした。
去年の年賀状を下敷きに、画像の配置や文面、使う色などを決めて、何とか完成した。
賀状らしくないデザインになったが、オリジナリティは出せたと自己満足をしている。
後はプリンター任せで、宛名も文面もさくさくと印刷をしてくれた。
プリンターの駆動音を聞きながら、年賀状の世界もずいぶん様変わりしたものだと思った。
部屋に居ながら、半日の作業で出来上がるのはありがたいが、その反面、相手のことを思い浮かべながら書く情緒は薄くなっていく。
若い人たちは、携帯やパソコンのメール賀状が主力になりつつあるようだが、われわれ世代は中間派なのだろうか。

 


午後は少し青空が顔を見せたが、すぐに雲に閉ざされてしまった。
週1回の「ひざ腰元気教室」を終えて、これから名古屋へ向かいます。

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今シーズンの薪作りは完了

2010年12月13日 | セカンドルーム

 

今朝、散歩に出かける時の空は、灰色の雲に覆われていた。


それほど寒くは無かったが、昼間解けた雪が夜間に凍るので、前の道路はツルツル滑る。
犬も時々滑っているが、さすが4本足は安定性が良いので、尻餅をついたり転ぶことは無い。

いつも歩いている林道沿いは、カモシカやイノシシ、ウサギなどの足跡が入り乱れている。
イノシシが草木の根やミミズを食べるために掘り起こした跡が、あちこちに残っている。
冬眠に入ったと思われる熊の目撃情報もあり、雪が深くなる前に、動物たちは懸命に就餌活動をしている。
狩猟期に入っているが、猟師の姿を見かけないので、安心して行動しているようだ。
もう少し雪が積もれば、スノーモービルで追いかけられたり、足を取られて逃げ足が鈍るので、安心できるのは今の内だけだ。


昨日やり残した細い幹や枝を切り分け、薪置き場に運んで積み上げた。


作業スペースのおが粉や木屑を片付け、道具をしまって薪作りの仕事はすべて終わった。
これで、いつから大雪が降っても大丈夫と思っていたら、みぞれ混じりの雨が降ってきた。

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薪割り

2010年12月12日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、晴れていたが冷え込みが強く、日陰の雪や氷は夕方まで解けなかった。
明日から天気が崩れそうなので、薪割りをすることにした。


やり残しの丸太が残っていたが、それほど雪は積もっていないので、1輪車で十分運べる。
太い木や節の多いのは、一撃でなかなか割れない。


何度も打ち下ろしている間に、体は汗ばんでくるが、軍手が濡れて指の感覚がなくなるほど冷たかった。

 


割った薪は、座敷と物置の軒下へ積んでいく。


薪割りと運搬が終わり、後は細い幹と枝を残すだけとなった。
根雪になる前に、今シーズンの薪作りも、何とか目どが立った。

 

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名古屋から高山へ

2010年12月11日 | セカンドルーム

 

 ひるがの高原SA

今朝、薄日の差す名古屋を出て、高山に戻ってきた。
東海北陸道は週末で、いくらか車は多かったが、渋滞するようなことは無かった。
美濃から飛騨へ入ったあたりから、雨が降り始めた。
風が生暖かかったので、雪に変わることはなく、路肩に雪が残る程度で、走行には問題なかった。
標高870mほどの「ひるがの高原サービスエリア」は、みぞれ混じりの雨が降っていた。


同行のユキはいつも「長良川SA」で休憩を取り、次はひるがの高原で休むが、生憎の雨で車の中で待機することになった。


高山の町は日陰に雪が少し残る程度であったが、我が家の辺りは、名古屋へ行く時より雪が多くなっていた。
4日間留守にしていた家は、冷蔵庫のように冷えて、午後2時の室温が2℃しかなかった。
さっそく薪ストーブをガンガン焚き、その間に掃除をして薪を部屋に運び、ユキの散歩から帰ってきたら、部屋の温度も26℃まで上がり人心地が付いた。


名古屋でのんびり日向ぼっこをしていたユキが、厳しい環境にもすぐに順応していく姿が羨ましく感じる。
飼い主は、行ったり来たりを繰り返しているが、犬ほど早く環境の変化になじめず、しばらくは肩をすぼめている。

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猿投温泉と香嵐渓

2010年12月10日 | セカンドルーム

   

昨夜は、むかしの仕事仲間と豊田市の猿投温泉で落ち合って、忘年会をやってきたた。
名古屋から1時間足らずで行けるので、日帰り温泉や泊まりも手軽にできる。
ここの天然ラドンは、生活習慣病や疲労回復に効き目があるとか。  飲用も出来るので馴染みの人はボトルを用意して汲んでいた。


宴会場のお膳には何種類もの料理が並び、食べ終わればまた次の料理が出てくる。
日ごろの量に比べればはるかに多い食事だが、出てくれば食べてしまう癖が抜けないので、かなりの栄養過多になってしまう。
ラドンの効果で、汚れた血液を浄化し、疲れた消化器を正常にしてくれるだろうと、自分に言い聞かせたりしている。
場所を変えて酒宴は日付が変わるころまで続いたが、泊まりなので安心して飲める。
むかしの思い出話や最近の出来事まで、話のネタは尽きることがなかった。


今日は宴会で付いた余分なカロリーを落とそうと、猿投温泉の近くの、「香嵐渓」へ行って来た。
すでに紅葉の見ごろは終わっていたが、観光客のいない静かな散策が楽しめた。

三州足助屋敷から香積寺をまわり、飯盛山にも登ってきた。


山頂までの往復は、坂も急で途中でギブアップした人もいたが、所々に紅葉が残り、ふかふかの落ち葉のじゅうたんは心地よかった。
山を下って足助の町を散策し、健康的な締めくくりをして帰途についた。

 

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昨夜は名古屋で忘年会

2010年12月09日 | セカンドルーム

 

昨夜は名古屋の栄で忘年会をやった。
夜の繁華街はクリスマスのイルミネーションに飾られて、飛騨の雪景色並みに美しい。
学生時代の仲間が年に何度か集まっているが、暮れのこの時期なので、何となく世間並みの忘年会となった。
ボーナスとは無縁の暮らしになって久しいが、当時はクリスマスだ正月だと、気分も高揚していたが、何かとしがらみや義理の付き合いも多かった。
今は利害関係もなく、気楽に付き合える仲間とたわいもない話題で盛り上がり、飲み食い出来るのは何よりだと思う。
無国籍風料理で満腹になり、スナックで飲みなおして、夜更けにお開きとなった。
どの店も客は多く、夜の盛り場は若い学生から中高年の人たちで、昼間より活況を呈していた。
世の中は不景気だとか、就職が決まらない学生が多いとか暗いニュースが伝わってくるが、どこの国の出来事かと思ってしまう。
テレビを付ければ海老蔵一色で、政治もどこかへすっ飛んでしまった。
こうした光景を見ていると、日本はやはり平和な国なんだと改めて感じてしまう。

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高山から名古屋へ

2010年12月08日 | セカンドルーム

 

 

昨日の夕方、公民館の「ひざ腰元気教室」に出た後、名古屋へ向かった。
暑さが厳しい7月の末から始まった教室も、あと2回を残すだけになった。
初回に行った体力測定と、5ヵ月後の変化を比較するということで、同じテストを受けた。
正確な結果は来週分かるが、筋力や平衡感覚などはあまり変化は無さそうだが、柔軟性はずいぶん向上していた。
山登りや野良仕事で体を使っているので、週1回の短期間の軽い体操で、これ以上の筋力や体力の向上は難しいようだ。
屈伸運動は日ごろやっていなかったので、その効果はてき面に出ていた。
同年輩の受講者の人たちも同じ傾向で、筋力や体力は平均以上だが、腰や膝に問題を抱えている人が多かった。
若いころから重い荷物を担いだり、中腰の姿勢で長時間野良仕事をしてきたので、腰や膝に想像以上の不負担が掛かった結果だろう。
そんな人たちから腰が伸びたとか、関節の屈伸が楽になったとかの声が上がっていた。
もともとジムでトレーニングをしたり、ウォーキングやスポーツの習慣はないので、田んぼジムに公民館のエクササイズが加われば、鬼に金棒だろう。

小雪が舞う夕暮れ時に高山を出て東海北陸道を走ってきたが、1車線区間は対向車のライトも気になるし、猛スピードであおる後続車も恐ろしい。
雪降りや路面の凍結時に、深刻な事故が度々起こっているのに、同じ轍を踏みそうなドライバーがいまだに後を絶たない。
これからの時期は、夜間の運転は避けて、マイペースの安全運転を心がけたい。


無事に着いた夜の名古屋は、クリスマスのイルミネーションがきれいだった。

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日影平の森の風景

2010年12月07日 | セカンドルーム

 

昨日訪れた日影平は、乗鞍岳の西麓に広がる高原で、牛の放牧場やスキー場、キャンプ場などがあり、「乗鞍青少年交流の家」はスキーやオリエンテーリングで利用する人が多い。
近くには丸黒山や日影平山、牛首山、六方山など分水嶺の山々が、宮峠から位山方面へと連なっている。
一帯は深い森が広がり険しい谷を刻み、山麓には小集落が点在している。
季節ごとに表情を変える景観に惹かれて、度々訪れているが、冬枯れの森は明るくて、空も眺望も広がり、飛び切り静かである。


岩井牧場は、すでに牛も下牧して、なだらかな斜面に朝日が照り返して、とてもまぶしかった。


丘の上から西の方を見ると、雲海の下で眠る高山盆地の向こうに、白山連峰が連なっていた。


日影峠への小道は雪も少なく、登山靴だけで歩けるし、足の短いユキも、お腹の浮力を使わないで登っていく。


森の中は、まだ熊笹が露出しているので、歩き回ることは出来なかった。
ここも間もなく深い雪に覆われて、スノーシューで森の中へ分け入ることが出来る。

峠から御岳の眺望を楽しみ、カラマツ林を抜けて山頂に向かった。


日影平山(1.600m)山頂は、カモシカやウサギの足跡が入り乱れていたが、人の足跡は見かけなかった。

 槍ヶ岳

 穂高岳


深く切れ込んだ岩井谷の先に、槍穂高など北アルプスの大パノラマを楽しむことが出来た。

峠まで下り、御岳展望台からカブト山へ行く途中の藪で、黒い物体が動いたので、一瞬熊かと思って足がすくんだ。
よく見たら、夏毛の残る大きなカモシカだったので、一安心して写真を撮らせてもらった。

カメラ目線でポーズを取った後、ゆっくりと森へ入っていった。

 


青少年交流の家の近くに戻ってきたら、北西の風が強くなり筋雲が流れ始めて、天候の変化を告げ始めた。
やや雪不足の犬連れトレッキングであったが、木漏れ日が暖かく、風も穏やかな冬枯れの森は、動物の息遣い以外に何も聞こえない静けさだった。

 

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犬連れトレッキング

2010年12月06日 | セカンドルーム
お天気に誘われて、乗鞍山麓の日影平へトレッキングに来ている。
岩井牧場から雲海の向こうに聳える白山を眺めながら雪原を歩いた。
足を伸ばして、日影平山と御岳展望台を往復して、峠まで下って来た。
天気は風も無く穏やかで、冬枯れの森は静かで暖かかった。
積雪は少なく、短足のユキでも潜ることはなかつた。
日だまりで休んでいる間に、筋雲が流れ始め北西の風も強くなってきた。
これから麓へ向かいます。
午後三時 携帯で投稿
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冬用タイヤの交換作業

2010年12月05日 | セカンドルーム

 

今朝は放射冷却で、すっぽりと霧に包まれていた。


太陽が高くなると霧も晴れて、真っ青な空が広がっていった。
天気の良い日曜日は、どこの家も雪囲いや冬用タイヤの交換、漬物作りなどで大童だ。
まだ降った雪はすぐ消えるし、路面が凍結する朝夕は車に乗らないので、普通タイヤのままだった。


週の半ばから雪が降るようなので、スタッドレスタイヤに付け替えた。
車載のジャッキで後輪の2本は交換できたが、前輪はエンジンの重量もあって、華奢なジャッキが土にめり込んで上がらなくなってしまった。

隣から油圧ジャッキを借りて、何とか4本の交換を終えた。
来年の春に、また着脱の作業をすることになるが、雪国では安全のために欠かせない仕事である。

町のホームセンターで、冬用長靴と車用の氷や雪を落とすブラシを買ってきた。
フロントガラスなどに積もった雪をブラシで払い落としたり、氷や霜をゴムとプラスチック製のへらで掻き落とす道具で、冬の必需品である。
長靴は町へ行く時以外は、通年夏用と冬用、田んぼ用の3種類を使い分けて履いている。
それぞれ用途に応じた特徴があって、田んぼ用は薄くて足にぴったりフィットし、泥に足を取られたり、すっぽ抜けることが無い。
夏用はごく普通のゴム長で、冬用は底が厚くてノンスリップ構造と防寒仕様になっている。
水溜りや草むらが多い集落では、雨天や野良仕事以外でも、普段履きに長靴を愛用する人が多い。
雪国は、いつも余分なお金と仕事を強いられる。

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飛騨の山間地に雪が降った

2010年12月04日 | セカンドルーム

 

冬の嵐が去った後、飛騨の山間部は雪に変わった。
朝早くから、ユキが庭を駆け回っている様子が伝わってくる。
やがて戸を叩いたり吠えたりして、散歩を促している。
朝寝をしたかったが、いつも早起きのユキに急かされて、渋々起きている。

つい先日まで紅葉がきれいだった裏山は、すっかり雪化粧で変身していた。


ただでさえ人の気配がしない集落の朝は、雪に覆われると、音も色も無い墨絵の世界に変わっていく。

 

野鳥の食べ残した柿が、灰色の世界にわずかな彩を添えていた。

ユキも処女雪の感触を楽しみ、朝の散歩を終えた。

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飛騨の天気は荒れ模様

2010年12月03日 | セカンドルーム

 

今朝は、激しい雨音と、上空を通り過ぎる風の音で目が覚めた。
時おり雷鳴もとどろき、雨脚が衰える気配は無かった。
外は暗いので、もう一眠りして目が覚めたら、雨は上がっていた。
いつもの冷え込みは無く、寝床を離れるのは辛くなかった。
散歩に出かける頃には、西の空の雲が切れて、青空が顔を出していた。


家の脇を流れる水路は濁り、水量を増して溢れそうで、谷川も濁流が逆巻いていた。
天気は良くなると思っていたが、晴れ間も一瞬で、黒い雲と一緒に、再び激しい雨と雷が襲ってくる。
薪割りをするつもりでいたが、予定を変更して町へ買い物に行くことにした。
ホームセンターで犬の餌とガスボンベを買い、本屋で来年の手帳と、郵便局で年賀状も買ってきた。
ホテルでランチを食べ、最後にスーパーで食料を仕入れて戻ってきた。
たまに外で食事をするが、都会のように選択肢はなく、観光客相手の郷土料理は好みに合わないし割高なので、ホテルを利用することが多い。
今日の「ひだホテルプラザ」のランチメニューは、サーモンのポワレ トマトパジルソースとスープにサラダ、デザートとコーヒーが付いて950円である。
食後は、ロビーで新聞を読んだりして、ゆっくり寛げる。

手帳は毎年買っているが、今年も最も薄くて小さい「産業能率大学出版」のダイアリーにした。
携帯の機能を使えば、手帳は要らないはずだが、いまだに使っている。
手帳に書き込む事柄も少ないし、文字を打ち込むより、手書きのほうが余ほど早く、何となく安心感もある。
去年の手帳から、必要な事項を転記して、来年の準備は出来た。
年賀はがきは、毎年パソコンで作っているが、机の上に置いてみたものの、アイディアも浮かんでこないし、手を付ける気持ちにもわいて来ない。
毎日眺めていれば、その内に切羽詰ってその気になるだろう。
終日の荒れ模様の天気で、何となく年末の準備が進んだような気分になった。

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輝山(てらしやま)の藪は深かった

2010年12月02日 | セカンドルーム

 

 

昨日登った輝山(2.063m)は、藪が深い上に登山道も無いので、積雪期以外に登る人はいない。
知る人ぞ知る山スキーの穴場で、シーズンになると、素敵な斜面やパウダースノーを求めてやって来る。
4月の残雪期に平湯峠から登って、白銀に輝く北アルプスの眺望に感激したことを思い出して、再び訪れることにした。

4時に起きて、今回は県道乗鞍線の途中から西側の尾根に取り付いた。


送電線の保守用小道が刈り払われていたので、そこを利用してジグザグに登っていった。


程なく鉄塔に着き、ここから小道と分かれて、藪をこぎながら山頂を目指した。

広大な伐採地に広がる藪は予想外に密生し、背丈を越すほどに伸びていた。
これ以上進めないと途中であきらめて、取り付き点に戻り谷川を遡るルートを取った。

 正面が目指す輝山

2時間ほどロスしてしまったが、数年前に伐採が行われたときの作業道の一部が残っていたので、そこを利用することにした。


カモシカやウサギ、キツネなどの足跡が点々と付いていたが、熊や人の足跡は見かけなかった。


しばらく登っていくと、前方に険しい崖が立ちはだかり、尾根に取り付くのは難しそうなので、飛び石伝いに対岸に渡って登ることにした。

途中で作業道と合流し、ようやく山頂に続く尾根を望む場所まで登ることが出来た。

ここから尾根までは伐採地が続き、遠くから見ると芝生のように穏やかに見えるが、密生した笹薮は手強かった。


逆目に伸びた笹を左右に掻き分け、急斜面は笹を頼りに体を引っ張り上げながら攀じ登ったが、遅々として進まない。
藪に閉ざされて周りの様子は分からないし、方角さえ見失って少々不安を感じた。
山頂までは数百メートルの所まで来たが、このペースでは日が暮れそうだ。

白山の見える尾根の途中で、これ以上は時間も体力も足りないと、撤退を決めた。


陽だまりで雪上レストランを開き、豪華なランチに舌鼓を打った。
メニューはお握りやカップ麺、魚肉ソーセージなどだが、これが平地のレストランでは味わえないくらい美味しい。


下りは迷うことも無く快調に飛ばし、無事に国道分岐点まで下ることが出来た。

下山後に入った平湯温泉の露天風呂から、山頂から見ることが出来なかった笠が岳がきれいに見えた。
道に迷って、止む無く藪漕ぎをしたことは度々あるが、予定していたルートで、深い藪に阻まれたのは始めてである。
これから2~3日続けて雪が降れば、すべての藪が雪に覆われて、スキーや登山も出来るようになるだろう。
今回は時期が少し早過ぎて、山頂を極めることは出来なかったが、小春日和の輝山を十分に楽しむことが出来た。

 

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