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マンチェスターC対アーセナル

2019-02-10 22:41:23 | ワールドサッカー
イングランドプレミアリーグ、マンチェスターC(以下シティ)対アーセナルのビデオを見ていました。シティを率いるグアルディオラ監督は、過去のバルセロナ、バイエルン、シティとどこを率いてもポゼッションサッカーを機能させてきた実績があります。シティでもポゼッションサッカーをやっていますが、何かノウハウがあればと思ったのがこの試合を見たきっかけです。

シティはCBにけが人が続出しており、この日のCBはオタメンディとフェルナンジーニョのコンビでした。いつもの4-3-3のウイングサッカーをやってくるのではとの予想は覆されます。アーセナルに対し、一方的に押し込むサッカーを機能させたので、この展開ならDFに4人はいらないと割り切るところがグアルディオラのノウハウです。

CBにいた、フェルナンジーニョをボランチのラインに上げてアンカー気味にいたギュンドアンとダブルボランチ気味の形にして、インサイドハーフのシルバとデブルイネはトップ下の役割を与え、その前に左からスターリング、アグエロ、B・シウバの3トップを置く、3-2-2-3というかなり強気な布陣を組んできました。この布陣は明確なアウトサイドを置かないので、アーセナルがサイドに拠点を作れればクロスで攻略できるでしょう。

それをさせないのがシティの強さです。もちろん、たまにアーセナルが攻めたときはフェルナンジーニョをDFラインに下げる4バックを組みましたが、その形はオプション程度にすぎず、3-2-2-3がほとんどの時間で展開できます。これでアーセナルは一方的に押し込まれ、アーセナルが誇るスピード型2トップのラカゼット、オバメヤンは動きのほとんどが守備になってしまいました。

この試合は開始1分のアグエロのゴールでシティが先制しますが、10分にCKからコシェルニーが合わせてアーセナルは一旦同点に追いつきます。しかし、同点で互角の試合というわけではなく、シティがボールを回すとアーセナルはボランチ以下、全員が押し込まれる苦しいサッカーになります。左サイドのスターリングが相手右SBリヒトシュタイナーに仕掛け続け、ついにサイドを破ってクロスからのアグエロの2点目が決まります。

これで勝負ありです。シティは最後まで仕掛け続け、サポーターを満足させるサッカーを見せ続け、アグエロのハットトリックとなるゴールが生まれる3-1の圧勝に終わります。選手の名前ではそれほど差があるように見えない両者ですが、内容にはかなり差があった試合でした。
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