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スーパー杯神戸対広島

2025-02-08 20:25:04 | 他チーム
今日の富士フィルムスーパー杯、神戸対広島は0-2で広島の勝利に終わりました。タイトルの一つと位置付けられる公式戦ですが、神戸はACLエリート、広島はACL2の決勝トーナメントの試合が間に挟まっている試合なので、戦う前は勝利を目指すのはもちろんですが、敗色濃厚となったときに自分たちの形を崩してまでは、無理に勝ちに行かなくてもいい試合です。

そんな背景は神戸のスタメンに表れており、チームの中心選手である大迫勇也や武藤嘉紀がベンチスタートで、若手主体のメンバー編成となった神戸は、多少の苦戦は覚悟しても選手層を厚くする試合にしたいという意図があったように思えます。これに対し、アジアの下部大会であるACL2に出場する広島は、ACL2の方を若手主体にして、リーグ戦重視という意図があったようで、このスーパー杯にほぼベストメンバーを投入してきました。

若干広島有利に思えた力関係は、試合序盤に表れてきました。3-4-2-1の広島は、1トップに磐田から移籍のジャーメインを置いて、シャドーのトルガイと加藤も時折FWのラインに入れながら、サイドからのクロスを競るという明確な形を見せてきました。4バックの神戸にとって、広島の3バックのアウトサイドにはマークが付けにくいという戦術的な難しさもあって、広島の右サイドの中野が面白いようにフリーになります。

この中野からのクロスを、トルガイが頭で合わせたのが先制点になって、前半の早い時間で広島が1点リードを奪います。昨年磐田で19ゴールのジャーメインがどこまでチームに馴染んでいるかは注目ポイントでしたが、クロスに頭で競るところまでは約束事を確立しており、運動量の多さを生かしてトルガイと入れ替わって中盤に下がるなどのオプションも見せてきました。

神戸は広島の高い位置からの圧力を前に、なかなか思うようにボールが持てない展開になります。後半頭から投入した汰木がサイドのスペースに出たチャンスはありましたが、シュートはGK大迫に止められます。これを見て、神戸ベンチは大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳のベテラン3人を同時投入して、昨シーズン優勝の形に戻しますが、広島はCKをDF荒木がヘディングシュートしたチャンスで2点目を取って安全圏に逃げ込みます。

広島は新戦力である札幌から移籍のMF菅や、明大から加入の中村にも出番を与えながら終始ゲームを優位に進めて、スキッベ監督の4年目でチームが熟成されていることを見せます。神戸は、J1で2連覇したチームは転換期のようにも見えました。ACLとの掛け持ちをうまく使って、新しいチームを作っていく途上でしょう。

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