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整備された守備組織(9/14G大阪対浦和)

2024-09-14 22:24:42 | 浦和レッズ
今日の浦和レッズのアウェイ、ガンバ大阪戦は1-0で浦和の勝利に終わりました。この試合は、浦和の新監督になったスコルジャ監督の初戦で、今季下位に低迷する浦和としては意義を見出しにくい試合でもありました。もっとも、雷雨などで中止になった2試合が他チームより多く残っており、この2試合を連勝することができれば、リーグ戦の中位グループは混戦になっているので5,6位くらいに入る可能性もあります。

スコルジャ監督の采配は注目でしたが、メンバー的にはほぼヘグモ前監督時代と変わらないスタメン選考を見せました。選手が変わらないなら劇的な変化はなさそうと最初は思っていましたが、スコルジャ監督の就任による改善はピッチの上に表れていました。スコルジャ監督が率いていた昨シーズンの浦和はリーグ最少失点の堅守が武器ですが、それを実現した当時の選手たちは何人かチームを去っています。

そんな浦和に、スコルジャ監督は4-4-2で自陣に2ラインを引いて守る、守備の組織を整備していました。試合としてはガンバ大阪のペースでしたが、浦和が自陣に引いたブロックにG大阪はなかなかボールを入れることができず、ボールは支配するもののブロックの外側で回す展開が続きました。それでも、浦和はまだ攻撃の組織までは手が回らなかったようで、前半は0-0で折り返すことになります。

後半の頭、守備で我慢する展開だった浦和が、思い切って攻勢に出た数分間がありました。大久保がドリブルで敵陣のバイタルエリアまで上がると、右サイドを走り込んでいた渡邉凌磨がフリーでクロスを上げ、それを左MFの関根が頭で合わせて、先制点はアウェイの浦和に入りました。G大阪はこの展開を見て、攻撃の枚数を増やす決断をして、新人の美藤を1ボランチに置いてボランチのダワンを一列上げてきます。

もちろん、G大阪にボールを支配し続けられると、浦和の守備の組織もどこかで崩れるリスクがあります。この日の浦和はDF陣が先にボールを触れることでしのぎながら、途中出場の松尾やチアゴ・サンタナがセカンドボールを拾って前でボールを落ち着かせるなど、G大阪の攻めの流れを一旦切ることに成功していました。それが、この押され気味の試合を1-0でしのぎ切った要因だと思います。

選手はほとんど変わっていないのに、監督が変わっただけでこれだけチームカラーが変わるのは驚きでもありました。スコルジャ監督が去年、浦和を率いていたときから選手が半数ほどが入れ替わっていても、ポーランドリーグ4回優勝の手腕はさすがでした。浦和が古巣で状況がわかりやすかったことも一つの理由でしょうが、まずは勝利して、いい流れを作れたことを喜ぶことにします。

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