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ネイマールの印象

2022-06-07 22:16:19 | ワールドサッカー
今回のブラジル代表の目玉は、フランスリーグ・パリ・サンジェルマン所属のFWネイマールでした。彼はブラジル代表で73得点を挙げており、点も取れている選手ですが、この日目立ったのはその個人技でした。ブラジル代表の場合、最初のウォーミングアップは自主性に任されており、各自走ったりストレッチしたりしていましたが、ネイマールの選んだ自主ウォーミングアップはリフティングでした。

ピッチに登場して、いきなりリフティングで華麗なボールさばきを見せたので、日本代表を応援しているはずのスタンドが一瞬騒然としたほどです。もっとも、その派手な個人技はあるものの、ネイマールは欧州のリーグ戦得点王の経験はないです。彼が以前所属したバルセロナはメッシが点を取るチームなので、ネイマールはメッシのアシスト役のウイングとしてサイドを崩す役割が与えられていました。

試合が始まると、ネイマールは何度もボールを持って日本ゴールを攻めました。ネイマールは技術と相手選手の観察力で抜き去るメッシのドリブルとはタイプの違うドリブラーで、スピードに緩急をつけるのが上手いと感じます。日本DFはボールに飛び込むと置いて行かれるので、ネイマールがドリブルを見せるとファウルで止めるしかありませんでした。最初はそれで良くても、次第に守備陣にイエローカードが溜まっていくので、いつかはやられてしまうとは感じざるを得ませんでした。

その身体能力の高さを、30歳になった今でも維持できているのはさすが世界を渡り歩いたFWですが、彼の良さは他にもあります。それは予想できない方向へのパスです。大抵、サッカーを見るときは上がっている選手の動きを見て、どこにパスが出るか大体わかるのですが、ネイマールはその予想とは違う方向にパスが出せるので、「あれ?ボールはどこだ?」と一瞬我々サポーターを混乱させることができます。日本DFも同じように混乱もしたでしょう。

結果的にはネイマールの得点はPKの1点だけでしたが、そのPKも彼の技術が出ており、助走をつけながら動きに緩急をつけて、先にGK権田を飛ばせてから逆の方向に落ち着いて蹴り込むことができます。これをやられてしまうと、PKになったらGKが止めることはほぼ不可能でしょう。もちろん、W杯の本番ではないので、ネイマールもギリギリのところでは怪我をしないことを優先してプレー強度を落とした可能性はありますが、それでこれですからさすがです。

W杯本番のカタールに行くことはコロナ禍で叶わないですが、それでもこれだけの試合が日本に来ました。こういう、世界のサッカーを感じられる時間を、大切に見ていきたいものですね。






























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