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薄氷の勝利(U-23日本対UAE)

2022-06-05 21:21:45 | ワールドサッカー
DAZNのみの中継で、なかなか見る機会を確保できないU-23アジアカップですが、ようやく今日映像を見られました。結果を先に書くと、2-1で日本代表の勝利です。勝ったからいいのではとも思えますが、この試合は勝ちながら育成していくことが目的なので、育成という意味では不安も残る結果でした。まず、UAEがバイタルエリアに3枚のMFを置いて、日本の中央の攻めを跳ね返しに来た戦略になかなか対応できませんでした。

もう少し早く、サイドに回せてクロスで勝負できれば、試合展開も変わったでしょうが、この日はサイドに正確なパスを出すことができませんでした。写真のGK鈴木彩艶が、速いボールをSBに送ろうとすると、SBがトラップミスしてしまい相手ボールなどといった、つまらないミスが目立ちました。鈴木彩艶から見れば「浦和なら通った」でしょうが、それに合わせていくのもU-23代表では必要です。

また、UAEの、ゴール前に人数をかけて膠着状態を作りに行く戦いに対応できず、前半は0-0で折り返します。相手GKが落球するなどミスもあるのですが、それにつけ込めなかった日本は、30度近い暑さのウズベキスタンの気候にも苦しんでいました。その均衡が破れたのはUAEのミスからで、日本の右クロスにUAEのDFがヘディングを空振りしたミスを、鈴木唯人(清水)が押し込んで先制しています。

このままリードを守っていれば悪くない試合とも言えましたが、その直後に失点しているのはいただけません。相手のカウンターにCBチェイス・アンリと左SB加藤がまとめて置いて行かれ、途中出場のアルブルーシにダイレクトボレーで蹴り込まれて同点にされています。また、もっと良くないと感じたのは、UAEの右クロスにCBチェイス・アンリがエリア内でハンドして、PKを取られたことです。

このPKが決まっていると勝ち点3は難しくなりますが、GK鈴木彩艶が落ち着いてこのPKを止めて、辛くも同点のままこのゲームを推移できました。こうなれば、地力では上の日本が力を発揮できました。最後は、途中出場の藤尾(徳島)の絶妙なクロスを、FW細谷(柏)が頭で合わせて、辛くも勝ち越し点を得ることができました。

勝つには勝ったものの、試合運びは上手いとは言えず、苦しんでようやくつかんだ勝利でした。次の、サウジアラビア戦は厳しい戦いになりそうですが、大岩監督は「優勝を狙う」と公言しており、こういうゲームを勝ち切ることを期待したいものです。

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