Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

アルヒラル戦(H)プレビュー

2019-11-22 15:33:23 | 浦和レッズ
今度の日曜日、浦和はホーム埼玉スタジアムで、ACL決勝2ndレグのアルヒラル(サウジアラビア)戦を迎えます。皆さんご存知の通り、アウェイの1stレグは1-0でアルヒラルの勝利に終わっており、浦和の勝利条件は1-0で延長戦に持ち込むか、2点差以上で勝つかしかありません。それでも、連戦続きで苦しかった浦和としては、前回のアルヒラル戦の後短いオフがあったので、多少はリフレッシュして臨める試合です。

アルヒラルとは、2年前のACL決勝戦で対戦しています。このときの主力選手、攻撃的MFのアルドーサリ、右SBのアルブライク、左SBのアルシャハラニなどは今回のチームにも残っています。彼らは、ほとんどがサウジアラビア代表選手で、サウジアラビアの重要な試合であるアウェイのウズベキスタン戦を終えての試合になります。

前回の1stレグは、浦和は押し込まれて苦しい試合になってしまいました。ポイントは2か所で、一つ目は相手右MFのペルー代表カリージョのところです。1stレグでは関根がカリージョのマークでしたが、ここで相手の個人技に対応できずポイントを作られてしまいました。カリージョには点も取られており、何か特別な対策を練ってくる可能性も十分にあります。

もう一つはトップ下のジョビンコです。結果的に点は取られなかったとはいえ、彼のマークしにくいポジショニングは非常に厄介な相手で、うまく鈴木大輔と青木拓矢の間のスペースに入り込まれていました。彼はパスを出しても高いレベルで、数年前のユベントス時代に「イタリア版田中達也」と感じた、小柄ながらFWとしてのセンスも持っている相手です。

浦和としては2点差が必要な試合なので、後半10分くらいまでには1点取っておきたいです。アルヒラルはうまくて速いものの、点が入らないと次第に苛立って、無駄なファウルをして自滅することもある相手です。浦和が勝つとすれば、そのメンタルの隙を突いた場合です。1stレグはシュート2本と押し込まれた浦和ですが、この試合はある程度攻めに出られないと勝機はないので、アルヒラル相手に攻めに出る浦和を見たいものです。
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アジア2次予選他組動向201911_2

2019-11-22 00:18:32 | ワールドサッカー
グループC日程&結果

【順位表】
1.イラク(11)+7
2.バーレーン(9)+2
3.イラン(6)+14
4.香港(5)-2
5.カンボジア(1)-21

第5節※試合なし:カンボジア
11月14日(木)
香港 0-0 バーレーン
イラク 2-1 イラン

第6節※試合なし:イラン
11月19日(火)
香港 2-0 カンボジア
イラク 0-0 バーレーン

この組はまさかの展開になっています。アジアカップ4強のW杯常連、イランが前半4試合を終えてまさかの2勝2敗という不振で3位と低迷しています。今回は伏兵、バーレーンが強いので混戦になっており、イランがここで消える可能性も十分にあります。これまで、ケイロス監督が率いて2大会連続でW杯出場と安定していたイランですが、ケイロス監督が去った今はチームの転換期なのでしょう。イラクが1位で突破する可能性も十分にあります。

グループD日程&結果

【順位表】
1.ウズベキスタン(9)+6
2.サウジアラビア(8)+4
3.シンガポール(7)-3
4.イエメン(5)-5
5.パレスチナ(4)-2

第5節※試合なし:シンガポール
11月14日(木)
ウズベキスタン 2-3 サウジアラビア
イエメン 1-0 パレスチナ

第6節※試合なし:サウジアラビア
11月19日(火)
ウズベキスタン 2-0 パレスチナ
イエメン 1-2 シンガポール

この組も混戦模様です。首位争いを左右するカードだった、ウズベキスタンとサウジアラビアの直接対決はアウェイのサウジアラビアの勝利に終わったものの、ウズベキスタンも次戦で難敵のパレスチナを破って食らいついています。序盤戦で混戦を演出したパレスチナは息切れ気味ですが、3位シンガポールにもまだ望みがあるという組です。ここはどこが消えてもおかしくない組で、前回W杯出場のサウジアラビアの敗退も可能性としてはありえます。
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アジア2次予選他組動向201911_1

2019-11-20 22:52:20 | ワールドサッカー
グループF日程&結果

【順位表】
1.日本(12)+13
2.キルギス(7)+5
3.タジキスタン(7)-2
4.ミャンマー(6)-8
5.モンゴル(3)-8

第5節※試合なし:モンゴル
11月14日(木)
ミャンマー 4-3 タジキスタン [マンダレー]
キルギス 0-2 日本 [ビシュケク]

第6節※試合なし:日本
11月19日(火)
ミャンマー 1-0 モンゴル [マンダレー]
キルギス 1-1 タジキスタン [ビシュケク]

日本のいるグループFですが、またも追い風が吹きました。2位キルギスと3位タジキスタンの直接対決が引き分けに終わったからです。これで首位日本と2位グループとの勝ち点差は5に開きました。日本の残り4試合中3試合がホームゲーム、、しかもアウェイ戦は弱小国モンゴルという条件を考えると、日本の1位での最終予選進出はほぼ間違いないです。2位争いはレベルが下がっており、このままだと2位の中の上位4チームに入るのは厳しい情勢です。

グループA日程&結果

【順位表】
1.シリア(15)+10
2.中国(7)+11
3.フィリピン(7)0
4.モルジブ(6)-4
5.グアム(0)-17

第5節※試合なし:グアム
11月14日(木)
モルジブ 1-2 フィリピン
シリア 2-1 中国

第6節※試合なし:中国
11月19日(火)
モルジブ 3-1 グアム
シリア 1-0 フィリピン

苦戦が続く中国ですが、アウェイのシリア戦を落としたのは痛い敗戦で、この敗戦で中国代表のリッピ監督が辞任するという深刻な事態になりました。これでグループ1位はシリアが確定的で、中国としてはわずかに可能性が残る、グループ2位の中の上位4チームに最後の望みをつなぐしかなくなりました。豊富な資金力で、クラブチームは強くなった中国ですが、それがすんなりと代表に反映するほど、サッカーは単純なものではないということなのでしょう。

グループB日程&結果

【順位表】
1.オーストラリア(12)+15
2.クウェート(10)+4
3.ヨルダン(10)+8
4.ネパール(3)-14
5.台湾(0)-23

第5節※試合なし:ネパール
11月14日(木)
ヨルダン 0-1 オーストラリア
クウェート 9-0 台湾

第6節※試合なし:オーストラリア
11月19日(火)
ネパール 0-1 クウェート
ヨルダン 5-0 台湾

この組の目玉カードであった、ヨルダンホームの豪州戦ですが、アウェイの豪州が1-0と辛勝してグループ首位を守りました。2位争いは混戦ですが、ヨルダンもクウェートも格下の台湾には大差で勝っており、第8節のこの両者の直接対決が2位の座を決める重要な一戦になりそうです。また、豪州から勝ち点を取ることができれば、2位争いを優位に運ぶ大きな勝ち点となることでしょう。
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気持ちの持ち方(11/19日本対ベネズエラ)

2019-11-19 22:33:57 | ワールドサッカー
今日の親善試合、日本代表対ベネズエラ戦の映像を見ました。序盤に立て続けに4点を取られてしまい、勝敗自体の興味は早々と失われる残念な試合になってしまいました。この試合は、アジア2次予選が休み番だったのを利用して、国際Aマッチデーに試合を入れた親善試合です。もちろん、使い方の難しい試合でした。

理由は先に本番の2次予選をキルギスで戦って、後からこの親善試合を入れている日程だったからです。もちろん、若手にとっては日本代表定着に向けてアピールの場ですが、長友、吉田、南野ら一部代表の主力選手を外している試合なので、「この試合にどういう意味があるのか」と自問する選手がいてもおかしくはありません。

そんな、気持ちの持って行き方の難しい試合は、危惧した通り序盤で試合を決められます。相手の1トップ、ロンドンは、イングランドのニューカッスルで武藤嘉紀を押しのけてスタメンを張っていたFWです。彼の得意なワンタッチプレーに対し日本の守備は間に合っておらず、簡単にフリーにする気持ちの入っていない点の取られ方でした。

さすがにこのままではまずいと、0-4となった後半に戦い方を修正してきました。この試合で良かったのは後半から右MFに入った古橋で、彼が動いていい守備をすることで、日本のボールがようやく回り始めてきました。前半から、中島翔哉に入ったときはチャンスになっており、中島翔哉の周りを動く、古橋の運動量が日本に少し元気を与えました。

また、この試合は親善試合なので交代枠は6つあります。それを利用して後半から橋本拳人に代わって山口蛍がピッチに入り、さらに浅野に代わって永井が入ってボールの回りが良くなりました。日本は山口蛍のミドルシュートが、相手DFに当たってコースが変わったこともあってゴールになり1-4と意地を見せますが、試合はそのまま終わることになります。

この試合はベネズエラのコンディションの良さが出ました。先週から来日して日本で調整してこの試合を勝ちに来た、ベネズエラの本気度は伝わってきました。これに対し、キルギス戦から中4日の日本は、少し相手を侮っていたのかな?と思わせるような残念な負け方でした。それだけ、南米のサッカーの底力は常に気にしておく必要があるのでしょう。(写真はこの試合で左SBで出場した、佐々木翔選手です。)
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晩秋の別所沼公園

2019-11-18 22:22:49 | 埼玉
今日はブログを更新する元気が出ないので、昨日出かけてきた別所沼公園周辺の秋の風景を貼っておきます。まだ、一面に色づいてはいませんが、次第に秋も深まり、もうすぐ冬枯れの季節になってきます。























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リバプール対マンチェスターシティ前半

2019-11-17 21:49:38 | ワールドサッカー
ラグビーW杯を見ていた影響もあって、ワールドサッカーのビデオは久しぶりに見ましたが、先日のプレミアリーグ、リバプール対マンチェスターシティ(以下シティ)が好ゲームだったと聞くので映像をチェックしました。シティは7月に横浜国際競技場で見たチームと基盤は同じで、メンバーこそ違うものの4-3-3のアンカーにロドリを残して最大5枚で攻撃できる前がかりなチームです。

これに対し、今季はリバプールの評価が高いと聞きます。リバプールも4-3-3のチームですが、アンカーがヘンダーソンからファビーニョに代わっていました。ヘンダーソンは右MFに移っており、安定感のある速攻主体のチームというイメージを持っていましたが、今季は少し印象が違いました。リバプールというチームは、スピードもさることながら、スピードに乗った状態で技術が発揮できるチームです。

特に、右SBのアレクサンダー=アーノルドが11アシスト、左SBのロバートソンが12アシストと、SBの攻撃力が使えるチームになっています。守るときはFWのマネが中盤のラインに降りて守れるという、守備の堅さも持っていますが、昨年惜しいところでシティに競り負けて優勝できなかったことで、攻撃力に磨きをかけてきました。

前半戦を見た印象では、サイドからのクロスの質がいい印象です。先制点となった、ファビーニョのミドルシュートはカウンターからで、左からのクロスのクリアがこぼれたところをファビーニョが強烈なシュートを放ちました。ちょうど、ハンドの判定を巡ってシティFW陣が主審に異議を唱えていた場面で、そういう集中力の切れを見逃さないリバプールの強さを感じます。

2点目も左サイドからのクロスからでした。中央のフィルミーノを狙うと見せておいて、実際はワンバウンドでファーサイドのサラーの頭に合わせるという、ロバートソンの意表を突いたプレーからでした。シティもサイドまでは出せており、持ち味の攻撃サッカーを出そうとしていましたが、リバプールの速攻がはまって前半で2-0と差がついた試合になりました。

後半については、映像を見ることができれば補足します。(写真はシティFWスターリングです。)
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つながらない中盤(11/17U-22日本対コロンビア)

2019-11-17 20:43:45 | ワールドサッカー
今日はJ1リーグが休みの日だったので、広島ビッグアーチで行われていた、U-22日本対コロンビアの親善試合をテレビ観戦しました。この試合はU-22代表にベストメンバーで戦う機会を与えようと、本来はA代表の戦力である堂安律と久保建英をあえてU-22代表に回して「金メダルが目標」というチームの熟成を図りました。

その目標の壮大さには、今回の試合は応えられませんでした。結果の0-2敗戦ももちろんですが、せっかく堂安と久保を入れながら、彼らに頼るあまり他のメンバーが攻撃に絡めないもどかしさが残る試合になってしまいました。確かに、堂安や久保はこのレベルでは一段上におり、コロンビアの強力なDF相手でもチャンスを作るところまでは行けます。

その割にはチームが機能しなかったという印象が残ったのは、後ろからの組み立ての精度が足りなかったことが理由です。特に、ボランチの中山のところはコロンビアのMFに狙われており、ここで失ってリズムを作れない場面も目立ちました。つながらない攻撃を見た森保監督は、スタメンの3-6-1を4-2-3-1に変えて、三好、堂安、久保の3シャドーというA代表に近い形にしてきます。

コロンビアU-22代表は強い相手でした。コロンビアは日本のことを、「アウェイでブラジル相手に3-2で勝利した相手」と一目置いており、前から連動して速攻を狙ってくるチームでした。メンバー構成的にも、コロンビア国内組だけでなくアメリカのMLSでプレーする選手も呼び、本気で日本に勝ちにきました。

このレベルの相手は、五輪金メダルを狙うなら準決勝か決勝で当たる可能性もある相手です。その相手に、最後まで攻撃のリズムを変えられずに敗れたこの試合は、残念ながら得たものは少ない試合になってしまいました。本番はオーバーエイジで補強することも可能ですが、今はU-22代表の選手層を厚くすることが大事で、まだまだ川崎MF田中碧の欠場の穴が大きいというレベルです。

もっとも、まだ時間はあります。U-22代表は開催国で予選免除ですが、U-22アジア選手権など強化のチャンスはあります。そこに向けて、今のままでは苦しいと気付いたことが何かのきっかけになれば、後で得たものがあったと振り返れるかもしれません。
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大相撲九州場所中盤戦

2019-11-16 21:56:25 | 他スポーツ
今、福岡で行われている大相撲九州場所は7日目を終えました。優勝争いは1敗で横綱白鵬がトップを走っています。以前なら、白鵬が得意とする先行逃げ切りの優勝パターンにはまったと書きそうですが、今回は白鵬も既に34歳で力に陰りも見えることから、このまま白鵬が逃げ切るとは断言できない展開です。

九州場所は比較的荒れにくい場所で、過去は本命力士が順当に優勝することが多い展開でした。もっとも、今回は横綱鶴竜、大関豪栄道、関脇栃ノ心が休場するなど上位陣が万全でないので、下位の力士にとってはチャンスとなる展開です。白鵬を2敗で追うのは平幕力士が多く、2敗の中で唯一の役力士は小結朝乃山です。それだけ、大関陣も苦しんでいる証明です。

カド番の大関高安は3勝4敗と苦しい星です。休場の原因になった左の肘は良くない様子で、懐に入られるなどらしくない相撲が見られ、序盤から負けが先行する展開です。先場所の優勝決定戦で胸の筋肉を断裂した大関貴景勝も4勝3敗で、大関を守るのが手一杯になりそうな内容です。そんな、停滞感もある場所を盛り上げているのが、写真の平幕大栄翔です。

大栄翔は埼玉県朝霞市の出身で、今や相撲界で一大勢力になった埼玉栄高校の出身です。相撲ぶりは押し相撲ですが、3年前にさいたま巡業で見たときは地元の巡業で気合を入れていたものの、横綱鶴竜に8戦全敗の稽古内容でした。しかし、今場所は上位で通用する内容を見せ始め、2日目に横綱白鵬を倒した金星が大きく光ります。

今場所は小結が4人という異例の番付が組まれました。それだけ、先場所の平幕上位に好成績が多かったという意味です。阿炎、遠藤が小結を守り、再小結の北勝富士、新小結の朝乃山が上がってきたことでこの番付になりましたが、彼ら小結陣は大いに場所を盛り上げており、この小結の中から次の時代のヒーローが出る期待も集まります。

下位では、元横綱朝青龍のおい、新十両の豊昇龍に期待しています。まだ軽量力士ということで一気に番付を駆け上がるほどではなさそうですが、前半戦は5勝2敗と好調です。おじさんのように、筋肉で増量して強い力士になれるか、将来に期待したくなる次の時代のヒーロー候補です。
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ベネズエラ戦プレビュー

2019-11-15 22:32:22 | ワールドサッカー
W杯2次予選の激闘を終えたばかりの日本代表ですが、来る来週火曜日に、大阪の吹田スタジアムでベネズエラ代表と親善試合を戦います。今回はアジア2次予選が5チームのリーグ戦故に「休み番」になっている日程で入れた親善試合で、先の試合が本番で後が親善試合ということで、この親善試合は初代表の選手を多く呼んで若手発掘を目指す試合になります。

今回、大分で得点を多く決めてブレイクしたオナイウ阿道、神戸で運動量の多さでチームに活力を与えている古橋ら、代表で見てみたい戦力はいます。特に今の代表は1トップが課題のポジションで、大迫勇也が負傷離脱している代役に苦労しています。ここにピタリとはまる選手が出るようなら、W杯予選を通じて戦力にできる可能性も出てきます。

対戦相手のベネズエラは、南米大陸の10チームの中で、長年最弱チームと言われてきました。事実、10チームの中で唯一、W杯に出場した経験がありません。ベネズエラという国が野球が盛んな土地という理由で、サッカー選手になるよりアメリカ大リーグに行った方がお金になるというのも、長年サッカーが弱かった理由でしょう。

もっとも、近年はベネズエラも躍進を見せており、南米選手権では4強入りすることも多くなりました。ベネズエラというスペイン語圏は、スペインリーグに移籍する際に言葉の壁がないという強みがあり、エースストライカーのロンドンは当時スペインリーグ1部のマラガで活躍しました。そのロンドンは、中国に移籍し、今回の来日メンバーに入っています。

また、南米のW杯予選は、10チームのホームアンドアウエーの総当たり18試合という長期戦の環境です。ブラジルやアルゼンチンが、4年に2度本気で勝ち点3を取りに来るという、なかなかない環境です。混戦になることが多く、5割をちょっと超えたくらいの勝率でも4位以内のW杯出場に届く可能性もあることから、ブラジルやアルゼンチンには粘って勝ち点1でも拾う、必勝を期すホームゲームは相手に嫌がらせをしてでも勝つという強さも身に着くでしょう。

ベネズエラは比較的日本には好意的な国で、可能な限りいいメンバーを揃えてくれる誠意はあります。今回も来日を早め、じっくりと調整してこの試合を勝ちに来ます。そういう、いい相手に、いい試合を見せて欲しいと期待しています。
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上回った瞬間のスピード(11/14キルギス対日本)

2019-11-14 23:09:31 | ワールドサッカー
今日の日本代表キルギス戦は、2-0で日本の勝利に終わりました。もっとも、内容はあまり良いとは言えず、攻撃が完結しない状況で不用意に浴びたカウンターと、相手の決定機を何度も許しました。ビシュケクのグラウンド状態の悪さも日本には堪えたようで、永井を走らせるスピード型の攻撃には難しい条件の試合でした。単にキルギスに勝つためなら、長身FWを置いてアーリークロスを放り込んだ方が勝てると思うほどです。

それでも、あえてそれをしなかった狙いもあるでしょう。それは、日本がキルギスに対し、一つ大きな強みを持っていたからです。それは各選手の瞬間的なスピードでした。カウンターで走るキルギスの攻めを恐ろしいと感じることもありましたが、まず長友がカウンターに追いついて、そこから帰陣を待つことができました。シュートを打たれても、GK権田が落ち着いてさばきました。

そのスピードが生きた場面が前半の得点シーンでした。DFライン裏に出たボールに全力で追いついた南野を、キルギスGKが手で倒してPKとなりました。そういう、瞬間的な加速という意味では明らかに日本の方が上で、キルギスの選手はこの場面で南野の動きに追いついていませんでした。そのPKを南野自身が決め、日本は1-0とリードして前半を折り返すことに成功しました。

こうなれば日本が落ち着いて試合を運べます。後半も、つまらないパスミスから相手に走られる場面もありましたが、それでもボールを回しながら攻める日本の前に、キルギスは次第にファウルが多くなってきました。体力的にもこの両者には差があり、カウンターを何度も仕掛けていたキルギスの選手の足がつり始めます。

原口のゴールは直接FKでした。この場面ではキルギスの壁の作り方が変で、原口から見て左側に壁を作っていませんでした。相手は完全に壁の上側だけを警戒しており、その逆を突いて壁のないところからワンバウンドさせた原口のキックが、易々とゴールとなり、日本は安全圏と言える2点リードを得ました。こうなれば、ベンチに置いていた中島翔哉などにも出番を与えながら試合を終わらせに行けました。

これで、アウェイが4試合中3試合と苦しい条件の序盤戦を、4戦全勝というこれ以上ない展開で乗り切ることができました。残り4戦中3戦がホームの条件を考えると最終予選進出はほぼ間違いないですが、この試合で堂安や中島翔哉不在時でもある程度攻撃を構築できることがわかりました。得たものもあった勝利だったでしょう。
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