kotoba日記                     小久保圭介

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富士山

2010年07月15日 | 生活
先週は、身心ともあまり調子が良くなくて、
お誘いの全部をお断りしていました。
心配事もあって、
それがこないだ解決したので、
急きょ、
今日は、富士山に行ってきました。
数ヶ月前、バスに酔ったので、
今回は酔い止めを用意して、
バスに乗りました。
朝、7時半に出発して、
夜の8時に名古屋駅に帰りました。
2食付きで、6980円です。
「今度は富士山に行きたいねえ」、
とよく友達と話していて、
それが今日、やっと実現しました。
僕は、富士山に行ったことがありません。
ずっと、新幹線から見るだけでした。
バスに乗る時間は長いけれど、
話の尽きない友達なので、
ずっとしゃべり続けて、
夜になり、バス酔いすることもなく、
とても楽しい日帰り旅行になりました。

バスは、五合目まで行き、
あとは自由行動。
僕は登山をしたかったので、
六合目まで登りました。
カンボジアの若者、サンさんと知り合いになり、
サンダル履きの彼とともに、
六合目からもう少しだけ登りました。
正しい格好をした登山者は、
サンさんのサンダル履きを見て、
苦笑していました。
山をなめてはいけない、
とテレビでよく言っています。

上手な日本語で、
「もう少し、コクボさん」、
とサンさんは言って、僕らはもう少し、
登ります。
だんだん、雲がかかってきて、
頭もわずかに痛む気分だったので、
これ以上は危ないかな、
と判断して、六合目から10分ほど登った岩の上で、
僕らは雲を見て座りました。
富士山に来ているんだ、
と静かに思っていました。

六合目まで戻って、
売店に入ってみると、
Tシャツがあったので、
買いました。
売店の人は、
「昨日までは土砂降りだった、あなた達はついてる。明日から金曜なので、
たくさんの人がきて、ごった返す。今日は曇っているけど、ラッキーだ」
と言いました。

サンさんの笑顔は、
僕が今まで見た笑顔の中で、
一番かもしれない、
素晴らしい笑顔でした。
肌が黒いせいか、
目が大きいせいか、
こんなにきれいな笑みは、
本当にまわりを明るくさせます。
太陽みたいな笑顔を出す人でした。

バスツアーは、
年配の人が多くて、
みなさん、
あまり登山をする気にはなれなかったようですけど、
「もったいない、登らないなんて」、
と下山するとき、
元気な老婦人と娘さんとも知り合いになり、
彼女たちは、僕の家のすぐ前のマンションに住んでいるのでした。
お互い、びっくりしました。

富士山。
きれいな稜線でした。
あいにく、曇っていて、
写真で見るあの形全部は見えませんでしたけど、
バスが道を登って行くとき、
「ああ、今、富士山の中にいる」、
と思うと、
僕はそれだけで満足でした。
誘ってくれた友達に、
感謝です。

コメント (2)
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