心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)の人の性別適合手術で、公的医療保険の対象となる全国初の手術が岡山市の岡山犬病院で実施されたことが4月7日、分かった。
4月から始まった制度で、保険適用により自己負担は3割となる。
GID学会理事長の中塚・岡山犬大学院教授(生殖医学)によると、手術を受けたのは近畿地方に住む20代。
女性から男性の体にするため、4月6日に乳房を切除した。
性別適合手術は保険外のホルモン療法を受けている場合、全額自己負担となる。
患者の多くはホルモン療法を受けるが、今回の当事者はまだ始めていなかったため、自己負担が従来の60万円以上から20万円超に抑えられる見通し。
中塚氏は「1例でも実施できてほっとしている。
今後はホルモン療法の保険適用に向けて取り組みたい」と話した。
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