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WHO 子宮頚がんワクチン 2030年までに90%接種

2020年11月21日 | 医療

世界保健機関(WHO)は11月17日、子宮頚がんの撲滅に向け、予防のためにHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種率を2030年までに15歳以下の女子の90%にまで高めることを盛り込んだ新たな目標を設定した。

子宮頚がんはワクチンで予防可能だが、日本では全身の痛みなど健康被害の訴えが相次いだことを受け、厚生労働省が2013年にHPVワクチンの積極的な接種勧奨を中止。

一時7割を超えていた接種率は1%未満に低迷し、年間約1万人が発症し約3千人が死亡している。

日本の厚労省の担当者は「積極的勧奨をいったん止めたのは安全性への国民の不安があったためで、解決しないことには再開は難しい」と指摘。

「情報提供をしっかり行い国民の理解を深めつつ、副反応などの頻度を改めて見極め積極的な勧奨の是非を判断したい」と話した。

WHOは今回、ワクチン接種率向上のほか「検診を35歳までに女性の70%が受け、45歳までに再受診「子宮頚がんと診断された女性の90%が治療を受ける」の3点を2030年までに達成することを掲げた。

WHOによると、子宮頚がんは2018年に世界全体で57万人が新たに発症し31万1千人が死亡。

さらなる対策を講じない場合、2030年に発症者70万人、死者40万人に増えると推計されている。

WHOは今年の総会で、撲滅に向けた取り組み強化を加盟国に求めるなどした決議を全会一致で承認した。

子宮頚がんは性交渉で感染するHPVが原因で、子宮の入り口にがんができ奇免疫でHPVが排除される場合が大半だが、感染状態が長く続くと、がん化の可能性が高まる。


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