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日本の通信基盤の将来はない 無能な国策 

2014年05月09日 | 政治

米国の猿真似しかできない無能な政策が、日本の通信基盤をガタガタにする日は、そう遠くないだろう。

どうして国は、NTT以外の通信会社だけに、あまい汁を吸わせ続けさせるのか。

どの会社にも等しく、通信基盤構築への義務を課さないのだろうか。

ソフトバンクが5月7日発表した2014年3月期連結決算は、純利益が前期比41.5%増の5270億円の過去最高となり、初めてNTTドコモ(4647億円)を抜いた。

売上高もドコモを超え、約2.1倍の6兆6666億円。

営業利益も35.8%増の1兆853億円に伸び、初めて1兆円を超えた。

東京都内で記者会見した孫社長は「(2006年に)ボーダフォン日本法人を買収した1日目から、ドコモを10年以内に抜けなければ腹を切るくらいの決意だった。 達成することができ、非常に感慨深く、喜ばしい」と述べた。

ソフトバンクの発表で携帯電話大手3社の決算が出そろった。

ドコモは昨年9月に米アップルの人気端末「iPhone」を導入したが、想定よりスマホの販売が伸び悩み、純利益は減益だった。

KDDI(au)はスマホと固定通信のセット割引が好調で、純利益は過去最高の3220億円だった。

ソフトバンクの2015年3月期の業績予想は、売上高8兆円、営業利益1兆円を見込む。

孫社長は「いずれ卜タ自動車も抜いて、日本では圧倒的1位になる」と語った。

政府は、NTTに「携帯電話と固定通信サービスのセット割引を認めない」、「シビルミニマム(日本の隅々まで通信インフラを整備する)」「安い価格で各家庭までの固定通信設備をソフトバンク、KDDIなどに提供する」ということを義務づけてきた。

相変わらず、ソフトバンク、KDDIはNTTに課した条件の取りやめには、必死で反対している。

問題は、日本の通信基盤をどうするのかいうことである。

孫氏の発言からは、日本のことはどうでもよく、私利私欲で自分(自社)の利益しか考えていないとしか思えない。

あまい汁を吸いながら大きくなったのだから、今度は日本の通信基盤のことを考えるべきである。

このままでは、いつかJRの廃線と同じように、採算の合わない地方の通信インフラは大変なことになる可能性は高い。

日本国が筆頭株主であるNTTは弱体化、日本の通信会社は企業売買の餌食になり、荒れ果ててしまうかも。


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