日本マクドナルドは10月4日、紙製のストローや木製のスプーン、フォーク、ナイフ、マドラーを全国約2900のマクドナルド店舗で10月7日から順次、導入すると発表した。
年間で約900トンのプラスチックを削減する効果があると説明する。
環境意識の高まりを背景に、小売りや外食業界で脱プラスチックが加速しており、削減効果などに注目が集まる。
マクドナルドは神奈川県や京都府では先行して導入していた。
小さい子ども用のストローや、シェイク、スムージー用のストローは、安全面や利便性から引き続きプラスチック製を使う。
マクドナルドは全世界で2025年末までに提供用パッケージ類を再生可能な素材にすることを目標にする。
日本でも、子ども向けメニュー「ハッピーセット」のおまけの玩具を2025年末までに、環境に配慮した素材に切り替える方針。
スターバックスコーヒージャパンは店内利用の場合、冷たい飲み物にプラ製のふたを付けずに提供している。
ファミリーレストラン「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスは今年1月から、バイヨオマスプラスチックのストローを紙製に変更した。
持ち帰り用のスプーンなども木製に切り替えており、広報担当者は「紙製容器の導入も検討している」と話す。
コンビニでは、ファミリミーマートが10月4日から、プラ製フォークの配布を原則廃止し、代わりに竹製のミ箸の配布を始めた。
セブンーイレブンは、植物由来の素材を30%配合したスプーンなどを提供しているほか、一部の弁当で紙容器を導入。
ローソンは、プラスチック使用量削減のため、フォークの持ち手部分に穴ニを開けるなどしている。
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