岸田首相は3月31日の衆院本会議で、日本の商社が出資するロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関し、「長期かつ安価な液化天然ガス(LNG)の安定供給に貢献しており、エネルギー安全保障上、極めて重要なプロジェクトだ」と述べ、撤退しないことを明言した。
ロシアのウクライナ侵攻に伴2い英石油大手シェルは撤退を決めたが、サハリン2で産出されるLNGは日本国内需要の1割弱を占める。
首相はサハリン2の重要性を説く一方で、「今後とも先進7力国(G7)の方針に沿って、ロシアヘのエネルギー依存を低減すべく、さらなる取り組みを進める」と強調。
ただ、依存低減に向けた具体策には触れなかった。
国民民主党の玉木氏への答弁。
ウクライナ情勢に関して3月24日に開かれたG7首脳会合の結果についても、首相は衆院本会議で報告。
「G7が主導して国際社会の秩序を守り抜く強い決意を確認した」と述べた。
サハリン2から撤退すれば、すぐに中国に乗っ取られるだろう。
日本もずるがしこいロシアに対してうまく対応していかないと、北方4島の交渉も進まない。
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