全国の電力会社が加盟する電力広域的運営推進機関(広域機関)は1月22日、2034年度までの電力需要の想定を発表した。
今後大量に電気を使うデータセンターや半導体工場の新増設が見込まれるとし産化を目指すジピダスが工場を建て、電力需要の増加傾向が続くと設中の北海道の伸びが顕著になるの見通しを示した。
広域機関によると、想定される2034年度の電力需要は8524億キロワット時で、2025年度(8085億キロワット時)から5・4 %ほど増加する見通し。
家庭用は人口減少や省エネ設備の進展を踏まえ減少基調だが、工場などを含む産業用の増加が全体を押し上げるとした。
地域別では、次世代半導体の量と予想した。
電力消費は人口減少などを背景に2000年代後半から減少傾向にあったが、広域機関は2024年1月に増加に転じる試算を示していた。
2024年12月に原案を示した国のエネルギー政策の中長期的な指針「エネルギー基本計画」では、需要の増加に備え、再生可能エネルギーとともに原発の最大限活用を打ち出した。
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