日本世論調査会による全国郵送世論調査では、コロナ禍で人と人がじかに接する機会が減り、インターネットを通じて物事を行う機会が進んだが、今後もオンラインで継続すると(いくつでも回答可)で「特にない」を選んだ人が38%と最も多かった。
働き方や教育で注目されるものの、オンライン化の意識が広がったとは言い難い。
さらに今後の人との付き合い方も「直接会う付き合いが主流に戻り、オンラインでの付き合いは減る」が61%に上った。
具体的に見ると、プライベートの行動と比べ、社会的な活動をオンラインで行うことに抵抗感が強いようだ。
継続することとして「買い物」を選んだ人が32%、「離れた家族との交流」が19%、「音楽ライブ・映画・演劇などの鑑賞」が18%と上位に入る一方、テレワークなど「仕事の会議や営業活動」を選んだ人は13%。
「学習や趣味、習い事」は10%、「飲み会・会食」は5%にとどまった。
世代間の意識の違いも目立つ。
継続する行動で「買い物」を選んだのは、若年層(30台以下)で40%、中年層(40~50代)で38%を占めたのに対し、高年層(60代以上)は19%だった。
「音楽ライブー」や「仕事の会議」も若い世代が高い傾向にあったが「離れた家族との交流」を選んだ高年層は25%で、若年層(17%)や中年層(15%)を上回った。
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