希望&夢

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日露首脳会談 返還なお遠い 元島民に落胆広がる

2016年12月18日 | 外交

日口首脳による共同記者会見を受け、古里である北方領土返還を訴えてきた元島民団体、千島歯舞諸島居住者連盟の脇紀理事長(国後島出身)が12月16日、北海道根室市で記者会見し「領土問題に関して進展を期待したが、具体的なスケジュールが示されず残念だ」と語った。

同席した千島連盟幹部も「先送りの感が否めない」と話し、落胆が広がった。

会見が開かれた膳立北方四島交流センター。

「厳しい。厳しいね・・・」。

共同記者会見をテレビで見た脇理事長が、つぶやいた。

安倍首相は「もう時間がない」と高齢化する元島民の思いに触れたが、ロシアのプーチン大統領は日口の経済プロジェクトを列挙するばかりで領土問題にほとんど触れず、かみ合わない様子に元島民の表情は曇っていった。

脇理事長は、プーチン氏が元島民の手紙を読んで「非常に心に残った」と共同記者会見で述べたことに対し「島に戻りたいという思いは理解された。 両首脳とも平和条約を締結したいという意欲を感じたが、困難があるのだろう」と硬い表情で話した。

千島連盟の河田副理事長(歯舞群島・多楽島出身)は「もう少し何かあると期待していた」と首をかしげ、安倍首相が協議開始を発表した4島の共同経済活動について「主権問題が解決しないうちに進めるのはいかがなものか」と不満を口にした。

宮谷内亮一根室支部長(国後島出身)も「ロシアの実効支配を強めるのではないかと危惧している。慎重に進めてほしい」と注文を付けた。

4島の共同経済活動は、返還してもらえないどころか、ロシア領と認めたということだ。


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