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中国 南沙諸島の人工島の大型防空設備 自衛のため「正当」

2016年12月17日 | 国際問題・紛争

中国国防省は12月15日、中国が南シナ海の南沙諸島の人工島全てに大型防空設備を配備したとみられると米シンクタンクが指摘したことについて「主に自衛のために必要な軍事施設で、正当で合法だ」と事実関係を認めた上で配備の正当性を強調する談話を発表した。

国防省は談話で、南沙諸島で建設している施設は、主に民間の用途だと主張した。

その上で「他人が自分の家の玄関で、武力で威嚇いているのに、(ゴムでパチンコ玉を飛ばす)『スリングショツト』を一つ準備してもいけないのか」と強調。

「航行の自由」作戦で南シナ海に軍艦を派遣する米国を念頭に、軍事施設建設も正当化した。

外務省の敢副報道局長も12月15日の定例記者会見で「中国が自国の島で必要な防御施設を配備することが軍事化なら、南シナ海に艦隊を展開することは何なのだ」と反発。

防空設備の配備は、習国家主席が南沙諸島を軍事拠点化しないと言明したことと矛盾しないとした。

また空軍の申報道官は12月15日、中国軍戦闘機が沖縄本島と宮古島の間の公海上空を通過したり、核搭載可能な爆撃機が南シナ海上空を飛行したりしたことついて「定期的な軍事行動で常態化している。 空軍の使命だ」と主張する談話を発表。

空軍は過去2年にわたり遠海訓練で偵察や空中給油などを行ってきたと指摘し「空軍は実戦化訓練を通じて能力を高めることで国家主権と領土を守る」と強調した。

他人に家を不法に潜入したうえ、自分の家と平気に言い張る悪党中国。


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