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「ケア必要な人いる」27% 保育士 精神的負担も重く

2017年06月28日 | 社会

待機児童解消に向け保育士の確保が課題となる中、全国の保育所や認定こども園のうち、精神的ケアが必要な保育士がいる施設が27%に上ることが6月25日、厚生労働省研究班の調査で分かった。

全体の58%で相談窓口やストレスチェツクなどのサポート体制が整っておらず、公立の施設に比べ、民間で対応の遅れが目立った。

政府は「2020年度末までに待機児童ゼロ」との新たな目標を掲げ、保育の受け皿を大幅に拡充する方針。

保育士は小さな子どもの安全を守る心理的重圧や、保護者を含む人間関係での悩みを抱えやすく、賃金などの待遇改善とともに心のケアが急務だ。

調査は今年2~3月に実施。

全国の保育所(認可外を含む)や認定こども園など約1万の施設を無作為抽出し、2672施設から回答を得た。

施設責任者への質問で「精神的、心理的負担のサポートが必要と感じたり、実際に治療を受けたりした保育士がいる」と答えたのは719施設(27%)。

該当する保育士h「1人」が最多の502施設で、「5人以上」も8施設あった。

サポート体制の有無については、1540施設(58%)が「ない」と回答。

運営主体別に見ると、公立認可保育所の77%が「ある」としたのに対し、民間保育所などその他の施設は25~41%にとどまった。

保育士(3457人)に過去1年間の精神的負担を聞いたところ、「先輩や同僚に相談した」(56%)。

「誰にも相談できない」(12%)など、多くが悩みを抱えている様子がうかがえた。

「保育士として今の職場で働き続けたい」とした人は55%。

一方、「就業条件の良いところがあれば移りたい」は22%、「保育士として働きたくない」も7%あった。

研究班の吉沢・東京慈恵医大講師は「小規模施設ではメンタルヘルスに対応しきれないこともある。 自治体が認可外施設の相談を担うなど、行政の支援も必要ではないか」と指摘している。


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