アラフォー草野球日誌♯４

　2月22日江戸川セントラルリーグ開幕！
　午後２時プレーボールの緒戦は対レッドクロス戦。
　試合は投手戦の引き締まった展開。なにしろ、２時間の制限時間以内に７回が終了したほどだ。

　１-３で我がチームの敗戦だったが、熊猫はこのチームに入団以来のベストゲームであったように思う。
　高校野球経験者を多数擁するというレッドクロスは明らかに我がチームと格が違う。
　登板した４人の投手はいずれも本格派ばかり。
　特に２番手４番手で登板した右投手は投手として指導を受けた経験があることは一目瞭然。草野球でも１部に属するレベルにある力量だった。
　速球とコントロール、球のキレ。とにかくどれをとってもこれまで江戸川セントラルリーグで対戦したことのない投手だった。

　そうした格上のチームに対し、敗戦したとはいえ、拮抗したゲーム展開ができたことは確実にチーム力があがっているとみていい。
　これだけの戦いができるなら今季はそれ以上に勝てるかもしれない。

　個人的には２番手投手との対戦が痺れた。
　サイドハンドから繰り出されるキレのいい速球。
　これまで対戦してきた投手の中で一番速い球だった。
　そして、抜群のコントロール。
　左打席に入った熊猫の膝元低めいっぱいにストレートを２球。ここに思い通りにコントロールできる投手は江戸川セントラルリーグにかつていなかった。
　熊猫はその球をひっかけてボテボテのピッチャーゴロに倒れる。
　結局、この日の熊猫は３打席回って１打数０安打。２四死球。
　初回は押し出しの四球を選んで打点１が記録された。
　スイングは僅か２回のみだった。

　そんな、優秀な投手陣を揃えた相手投手陣も合計10の四死球を我がチームに献上した。
　それで、僅か１点しか奪えなかったのだから、熊猫も含めおおいに猛省しなければいけない。ちなみに我がチームのエースＭ岡投手の与四死球は僅か２。被安打は５本だが、それでも我がチームのほうが多く走者を出した。
　築いた残塁の山は９だ。
　満塁の好機を２度も潰している。
　あと１本が出なかった。
　熊猫も５回裏２死２塁の好機にピッチャーゴロに倒れている。
　今季もやはり攻撃が課題である。

　一方、ビヨンドマックス対策は功を奏した。
　今後もやや深めに守備位置を敷きたい。
　長打を防げばビッグイニングを相手に与えることは少なくなると思われる。

　ともあれ、開幕戦に素晴らしいチームと対戦できたことに感謝したい。
　善戦したことで、チームはまた成長した。
　今季のこれからの戦いが実に楽しみだ。


※写真は熊猫刑事の珍しい右打席のショット。昨季最終戦に続き相手チームの先発投手が左投げであった。（写真提供＝監督）