※緊急事態宣言、まん延防止等重点措置発出前に訪問
「いらっしゃい」という言い方も、アクセントの付け方によってかなり変わる。"い"にアクセントを付けると、鮨屋のような職人に硬くなるが、"ら"だと、上方の漫才みたいになり、柔らかくなる。桂文枝さんみたいな、感じで。
お店を前にして、その雰囲気を窺うと、どうも後者の柔らかめな雰囲気が伝わってきた。
7,8年前、甲府に立ち飲みはなかった。それが今や立ち飲みがあることにちょっとした感動。その店のカウンターで、まずは「酎ハイ」をオーダー。
残念ながら、スマホの電源はなくなり、写真撮影は全く出来ず。というのも、行きの電車にコンセントがなく、充電が出来なくて、しかも甲府に引っ越した友人のことを調べていたら、あっという間に電池が消耗した。ただ調べた甲斐があり、H田の消息は分かった。甲斐の国だけに。浦安時代の同僚、H田は元気にやっていた。中山きんに君のような風貌だった彼は、整骨院を経営して、しっかりやっていたのだ。
そんな訳で、スマホのバッテリーがなくなり、手持ち無沙汰ながら、酎ハイを飲みながら、店内備え付けのテレビを観ながら過ごした。
つまみは甲府名物「鶏もつ」。かつてB1グランプリで優勝した一品である。こってりしたスープにきんかんのようなもつが入ったご当地グルメ。自分好みではないけど、地元で食べるとやはりうまい。
甲府って、首都圏じゃないっていうことを知ったのって、実は10年くらい前のこと。てっきり、自分は首都圏だと思っていた。だって、甲府って充分通勤圏内じゃないかな。東京に隣接している県で、ちょっと特異なポジションにある山梨県はちょっと気の毒に思う。
「酎ハイ」をおかわりして、店を出た。
特急「かいじ」の上り電車が出発する時間になった。近いようで遠い国、甲斐。ワインの国なんだから、立ち飲みワインの店があれば、いいのになと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます