小樽の兄貴、みーさんが来る!
このコロナ禍にあり、もう今年はお会いできないだろうと踏んでいたが、思いがけない連絡に嬉しくなった。
さて、どこに行こうか。まずはそこから検討する。いつもの赤羽か?いやいや、この時期だからこそ実現できるものがあるはず。コロナ禍の東京を体現できる場所。あぁ浅草か。2週間前、余りにも空いていた、あの浅草に。
酒場は「正ちゃん」、〆は「尾張屋」本店を計画。
なんか、こないだの浅草巡りがまるで予行練習のように見えてくる。
11月の祝日。浅草は思っていたよりも人が多かった。2週間前は平日だったから、人出も少なかったのだろう。この日はその時の1.5倍。それでも、コロナ前よりは断然人は少ない。
浅草寺にお参りし、仲見世を散策。途中、突如みーさんが浅草地下街を確認したいとのこと、2人で探すことに。自分ももう2年ほど行ってないので、すっかり入口を忘れてしまったが、みーさんの記憶を辿って地下街に潜入。相変わらずのおどろおどろしさとすえた臭いを嗅ぎ、大満足でホッピー通りに向かう。
みーさんのホッピー通り体験を聞く。
「鈴芳」には数年前行ったが、「高いだけで全然よくなかった」とのこと。自分も昔はいい酒場だと思っていた。怪鳥に連れられて、よく行ったっけ。「生ホッピー」を飲みに。確か4年ほど前、BザイとN刊自で行ったが、なんだか大したことのない酒場になっていた。だから、みーさんの気持ちはよく分かる。
「大勝」にも行かれたらしいが、この店もあまりよくなかったらしい。自分も12年前に行った。実は、この「居酒屋さすらひ」は一度終了したが、その最終回が「大勝」だった。
みーさんは極度にホッピー通りに不信感を抱いている。だが、「正ちゃん」なら、きっと納得してくれるはず。その「正ちゃん」に行くとまだ開店前。店の前で仕込みをする大将に「そろそろ開店でしたか?」と尋ねると「12時過ぎくらいだね」と。ありゃ、まだ小一時間ほどある。
では、次の候補、「水口食堂」へ向かったが、やはりみーさんのお眼鏡に叶わず。もはや自分の乏しい候補はなくなり、以前行ったことのある「浩司」に行くと、何とお店はお休み。さて、もう本当に何もあてがなくなり、とぼとぼ歩いているところに、客引きに声をかけられた。振り返って店名を見ると、「もつくし」とある。
あれ?この店、以前上野で立ち飲みをやっていた店と同じ名前だ。その立ち飲みはすぐにクローズしてしまったが、自分の中で強烈な印象を残した。その立ち飲みは悪い店ではなかった。それならば、このホッピー通りの店も悪くないはず。
ここはどうかとみーさんに尋ねるとOKとのこと。路上側が喫煙席、奥の店内が禁煙席とのこと。我々は奥に通された。
いきなり、「ホッピー 白」(550円)にて乾杯。うずら卵の漬け煮みたいのが出てきたが、これはもしやお通しなのか。
「牛もつ」(400円)を各一つずつ、それから「ポテトサラダ」(400円)をオーダー。浅草散策を経て待望の酒と肴だ。つまみの味は突出したものはないが悪くもない。その上、比較的ホッピー通りとしては値段はそれほど高くないのがいい。瓶ビールは700円、生ビールは650円とかなり高いが、「ホッピー」500円台、「中」300円はまだ許容範囲だ。
はじめは空いていたお店も昼になるにつれ、いつしか満員に。なんだ、結局浅草はやはり人が多い。
今年初頭、みーさんとは上野の角打ちフェスでお会いした。そして今回、浅草で。いずれも台東区内。我々の街、北区はしばらくご無沙汰か。
軽い昼酒を終えて、さて本日の第二ラウンドといきましょうか。
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