四谷で用を足した帰り、例によって我々は四谷三丁目駅近くの 新記に向かっていた。ところが、南昌飯店に差しかかる時、お店から一人の女性が出てきて、目が合った。あの元気な小姐だった。お互いに一瞬の間があったが、やがてほぼ同時にあぁともうぅともつかない声をあげてお久しぶりとなった。
小姐、いたのか。てっきり、辞めてしまったのかと思ってた。南昌飯店に来たのが一年ぶりくらい。小姐に会うのは、もうかれこれ1年半ぶりだと思う。それでも、自分らを覚えていてくれている事に感動する。
さぁさぁ、どうぞ
と促されたものの、自分的には新記に行きたかった。けれど、これも何かの縁。お店に入ることにした。
紹興酒のお得用をロックでオーダーし、空芯菜炒めと五目炒飯を立て続けにお願いした。
空芯菜炒めは若干辛かったが、以前の味に戻っていたし、五目炒飯も抜群に旨かった。
南昌飯店の味が戻ってきたなと思った。そうなると新記とどちらが旨いのか、つい比べたくなるのだが、自分としては甲乙つけがたいように思う。炒飯は南昌飯店の方が優しい味だし、空芯菜炒めだって、南昌飯店の方が好きだ。ただ、麺は新記の方が専門店だけに味は上だ。麺の種類も選べるところもグッド。
小姐は体調を崩した時期もあったようだが、概ねお店には居たという。ということは、たまたま自分らが訪問した時、タイミング悪く不在だったようだ。そういうこともあるよね。
つまみにもう一品オーダーした。
軟骨のピリパリ揚げ。
自分らの定番オーダー。これ、相変わらずうまいよ。辛くない唐辛子をパリパリいいながら我々はいただいた。一時期、信じられないくらいにしょっぱい味付けだったが、軟骨のピリパリ揚げの味付けをみれば、厨房はかつてからいた料理人に戻ったのかな。
さて、これから四谷三丁目に来た時は、はて新記に行くべきか、それとも南昌飯店に寄るべきか悩むところ。料理はほぼイーブン。人の良さは断然南昌飯店。
結局、自分の中で明確な答えは見つからない。まぁ、いいさ。その時食べたいところで食べればいいだけの話し。さて、次回はどっちだ。
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