新規訪問店で立て続けに来訪することは、「居酒屋さすらい」的には珍しい。今回、「壤」を再訪したのは、店に忘れ物をしたから。
まずはカウンターにポジショニングし、サンクトガーレンの「横浜XPA」(800円)をいただく。
店員さんが、自分の顔を見たところで、「あぁ、忘れ物のお客様?」と切り出してくれた。さすが客商売。たった一度だけ来店だが、顔を覚えてくれているのが嬉しい。
忘れ物は丁寧に保管されていた。こんな配慮も嬉しい。この若き男性の店員さんは、応対が気持ちいい。余計なことは喋らず、かといって黙っている訳でもない。まるで極上のバーのようだ。
「横浜XPA」はIPA。ホップの香りが強く、爽やかな風味だ。うまい。
つまみは「よだれ鶏」。
実に丁寧に作られており、見た目にも美しい。しかも味も確かで、ビールによく合う。
この店は早い時間は空いていて落ち着く。騒がしくなく、ゆっくりと時間を過ごすことが出来ていい。大手町が生活圏にあったら、通えるのにと思う。
大手町は地下の文化。大手町の立ち飲みラリーは、まだ始まったばかりだ。
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