那覇空港行きのゆいレールは修学旅行の高校生と空港に行く観光客で激混みだった。昔も今も満員電車は大嫌い。
空港に着いたらうまいもん食うぞーと思いながら、満員電車に揺られて那覇空港まで。
空港飯の第一候補はご当地ハンバーガーの「A&W」だった。もう、これ一択。
ところが、店に行ったら、これまた行列。ちょうど昼飯時だから仕方ないとはいえ。
満員電車嫌いだが、並ぶのも嫌いなので、ここはスルー。他に店がないか、空港の案内板を見たら、あるじゃないか立ち飲み屋。
結局、那覇滞在の2日間で、立ち飲みには行けず。でも立ち飲みの神は自分を見捨てていなかったか。
知ってる限り、空港に立ち飲み屋があるのは、山口宇部と福岡。山口宇部は「角打ち」とあったが、立ち飲みスペースは狭く、立ち飲み屋というより、屋台みたいな感じ。福岡空港の立ち飲みは今はもう閉店したらしい。羽田は立ち食い鮨があるが、立ち飲みメインではない。さて、那覇はどうだろうか。
案内板の記載が不十分で、誤って国際線の端っこまで行ってしまった。実際は国内線と国際線の境目のスペースに店舗がある。しっかり案内板に書いといてよ! と思ったが、このゆるさが沖縄なんだと思う。
立ち飲み屋は「ハイサイ酒店」。
小さなスペースで6,7人立ったらもういっぱいのカウンターと小さなテーブルスペースがひとつのお店。
真昼間だが3人の人がすでに立ち飲んでいる。このうち、2人は女性。女性陣と男性客の間に入れてもらい、ポジション。
メニュー表をみると、どれどれ「ハイサイ泡盛セット」なるものがあるじゃあーりませんか。
1,200円(税込み)で2杯の泡盛とスナックをつけてくれるというお得なセット。
スナックはナッツとなんだったっけ。黒糖の何かだったかの2種から選ぶというもの。甘いものはパスしてナッツをいただく。
泡盛もラインナップから選べて、まずは「南風」をいただく。
この泡盛、昔、家族旅行で那覇に来た時、ANAホテルの近くのローソンに売っていて、何回か買った覚えがある。まろやかで本当においしい泡盛。
「はえを水割りでください」とお店のお兄さんにオーダー。
やがて、プラスチックのコップに注がれて出てきた。
一升瓶とともに画像を撮影し、コップを見ると、「なんぷ」と書いてあり、瓶のラベルには「NANPU」と書いてあることに気付く。
この泡盛、「はえ」ではなかったか。ちょっと恥ずかしくなりお兄さんに、「この泡盛、『はえ』じゃなく、『なんぷう』なんですね」というと、お兄さんは、地元の人でもよく間違えますとフォロー。優しいお兄さんである。ちなみに飲んでいる時、外国人観光客が道を尋ねてきた時も、流ちょうな英語で道を丁寧に教えていた好漢。
那覇の最後に気持ちよく飲める立ち飲みに出会えて感謝!
もう無条件で、「居酒屋さすらひアワード 立ち飲み賞」をあげたくなっちゃう。
その、「南風」は本当に口当たりがよくうまい。
2日間、ボトルキープで飲んだ「多良川」はちょっととがっていて、きつかった。熟成が違うのかしら。
お店のカウンターに「はぶ酒」の瓶が2つ置いてあり、はぶがおっかない顔でこちらを睨んでいる。
お兄さんが言うには、このはぶに名前が付けられているとのこと。西洋人の名前だけれど、失念した。
はぶ酒のはぶはグワっと口を開けているのが常だが、どうしてこういうことになるのかとお兄さんに質問すると、はぶは殺してから口についたてのような棒をして口を開けるのだとか。
そうだよね。口を開けて死ぬわけではないよね。
2杯目は「美ら燦燦」。
「ちゅらさんさんを水割りで」とオーダー。
恐る恐る、「『ちゅらさんさん』で読み方合ってますよね」とお兄さんに訊いてみる。間違ってなかったよう。
この泡盛もうまいけれど、やはり「南風」の方が好み。
泡盛も沖縄で飲むからうまいんだよなー。
昨年、石垣島で買った「請福」という泡盛がおいしかったから、家用に買って帰ったけれど、結局持て余して、未だに家にあるもん。
泡盛はたった2杯でもちょっと酔った感じになるから恐い。
アルコール度数は30度だからねー。
おいしくいただき、ごちそう様。
楽しかった那覇もこれにて最後。
那覇の人たちの優しさに感謝。
今度はいつ来れるかなー。
ちなみに自身の立ち飲み、最南端と最西端の2つを更新!
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