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居酒屋放浪記 0377 - 朝10時、もう満席! - 「鯉とうなぎのまるます家」(北区赤羽)

2010-10-08 12:50:04 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
みーさんと出会ったのは、この拙いわたしのブログがきっかけだった。
自宅の近所にある銭湯「宝泉湯」の訪問記を書いたところ、みーさんがコメントを寄せてくれたのだ。
更にコメントのやりとりをしていると、わたしの住むマンションはかつてみーさんが単身赴任で住んでいたことが判明したのである。
みーさんはその後任期を終え、小樽へと帰ってしまわれたわけだが、東京生活を懐かしんで、かつてご自身が住まわれた街を検索したのか、わたしのブログがヒットしてしまったようなのだ。
そして、とうとうみーさんは東京出張の機会をはからって、わざわざわたしを訪ねてきてくれたのである。
これって、多分10年前では成立しなかった出会いであっただろう。

場所は北区赤羽。
朝の10時の待ち合わせ。
朝酒をするとの計画から考えられるのは3店舗。
立ち飲み屋の「いこい」「喜多屋」である。だが、東京出張でお疲れになっているみーさんを立たすわけにもいくまい。
座りでいくなら「まるます家」である。

だが、心配なのはこの店、朝からすでに満員なのである。
そうやって、内心ハラハラしながらみーさんを店にお連れすると、案の定店は満員であった。そこで、しばし我々は店内で席が空くのを待つことに。

しかし、すごいな。
朝から酒を飲む奴がいるから店が開くのか、それとも店が開くから酒を飲みにくるのか。ニワトリと卵の関係のような朝酒。土曜日の10時にこの盛況感は日本中探しても、それほど多くないと思う。

みーさんはしきりに感心している。
わたしも、眼前でガブガブと酎ハイを飲んでいる人を見て興奮した。
そして、早く「席を空け!」と何度も願った。
その願いが通じたのか、いよいよ我々が席につくときが来たのである。
みーさんがそのとき武者震いをしたのか分からない。だが、わたしは2度ほど鳥肌と震えがわたしを襲ったのである。

まずは、瓶ビール。
ここはもちろんサッポロ赤星!道産子のみーさんに申し訳がたたない!
「まるます家」はキリン、アサヒ、サッポロと銘柄を選ぶことができる。これはなによりも素晴らしい。

つまみは「牛すじ煮こみ」(450円)をとり、「まぐろぶつ切り」(550円)を貰う。
和洋折衷、メニューの多さがなんといっても魅力だ。

しかし、このグルーブ感といったら、店員のおばちゃんたちの独特のリズムがこの活気を生んでいるとなれば、渋谷のクラブに行くより、よっぽど「まるます家」の方が楽しいような気がする。ある意味、「まるます家」のクラブといえないか。

みーさんはまだ目を白黒させながら小樽漁港の食堂を回想しているのか「朝からこれほどの活気は市場でもない」というようなことを(確かこんなことをおっしゃっていたような気が…)呟いている。

ビールを2本飲み干して、チューハイのハイリキの大瓶(950円)を貰うことに。日本酒は2軒目のお楽しみだからということでチューハイをチョイス。

肴は「鯉のあらい」(400円)、そして「うなぎのカブト焼き」(300円)だ!
「まるます家」に来て、このメニューは外せない!

みーさんも「川魚はちょっと」と言っていたが、実際食べられてみるとそれほど嫌な顔もしていなかった。
相変わらずうまい!

しばらくすると、おばちゃんが真っ赤な液体が入った瓶を持って巡回する。
「すっぽんの血はいかが?」
すげぇ。
これっとどうやらタダらしいが、誰もそれを貰おうとしない。
しかし、ただひとり手をあげたお父さんがいた。グラスに注がれたそれはトマトジュースでもなければレッドアイでもない。
すっぽんの血100%なのである。
飲む奴もすげぇ!

しかし、朝の酒は効く。それとも、この熱い雰囲気にやられたか。ビールとチューハイでけっこう回ってきた。
そこで、我々は「まるます家」を後にし、みーさんの行き着けの店「らーめん工房 胡山」へ。
お店の存在は知っていたが、実は初めての訪問なのである。

みーさんと胡山さんはもう旧知の間柄のようである。
実は胡山さんはすぐ近くに居を構える23区内唯一の造り酒屋「小山酒造」のご親戚だとか。
だから、お店で扱っているお酒も「丸眞正宗」なのである。
そのワンカップをみーさんは「いつものね」と胡山さんに言っている。
聞くとみーさんの「いつもの」とは超熱燗とのこと。
それもラーメンを煮る大鍋に入れられている!

しかし、胡山さんのラーメン、本当においしかった。
胡山さんには「また来る」とか言いながら、結局9ヶ月も音沙汰なく。今度しっかり行ってこようっと。熱燗がうまい季節になったね。
そして、季節はまた巡る!
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2 コメント

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お待たせしました (熊猫刑事)
2010-10-10 06:03:19
みーさん、おはようございます。

9ヶ月以上もお待たせしました。
失礼しました。

そして、お誕生日おめでとうございます。
あの日は本当に楽しい時間を過ごすことができました。
重ねて御礼申し上げます。

今度はわたしが小樽を訪問したいところです。実現に向け、鋭意努力をしてまいります。

さて、「宝泉湯」ですが、どのような状況になっているか、最近はあの近辺を歩くこともないので、分かりかねています。

機会がありましたら、ご報告いたします。

庚申通りもだいぶ変わりました。
折りをみて、ご報告できればと思います。

また、お会いする日を楽しみにしております!
ではでは。
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いよいよ出番ですな (みー)
2010-10-09 22:39:54
熊猫刑事様 こんにちは。みーです。
ここ数日間、まるで東京のように暖かな小樽。秋の味覚キノコも調子が狂ったらしく、なかなか店頭に並びません。

その節は大変お世話になり、ありがとうございました。それにしても不思議ですね、あのとき熊猫刑事様は誕生日、私の誕生日はこのブログが書かれた前日の10月7日…世間って広いようで実は狭い感じがします。出会いに感謝です。

また上京の際には、ぜひご一緒させてください。熊猫刑事様のブログでチェックした名店にぜひチャレンジしたいと思います。

宝泉湯の母さん、元気かなあ。電気風呂は相変わらず熱いですか?露天風呂(という名の屋外風呂)の独特のニホヒ、いかがですか?風呂上がりの缶ビール(サッポロ黒ラベル)が旨かったっけ。

近いうちに、またお会いしましょう。楽しみにしていますよ!
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