S和医大に向かう東急大井町線、大井町駅をたったばかりの車窓を見ていると、「やきとりセンター」の看板を見つけた。ここにも、「やきとりセンター」があったか。帰りに寄ってみるとするか。
近年、鳥関係、魚介関係の酒場がぐんと増えた。
鳥なら、「鳥貴族」、そして「やきとりセンター」。
魚介なら、「トロ函」、「磯丸水産」などなど。このような酒場を専門居酒屋というらしい。それに対し、かつて隆盛を極めた「村さ来」や「養老乃瀧」、「笑笑」などを総合居酒屋という。専門居酒屋が流行る中、総合居酒屋は、業態を変えて専門居酒屋化しているのが、時代の趨勢らしい。一時期、「鳥貴族」にはまり、何回か行ったが、すぐに飽きた。次に怪鳥に「やきとりセンター」に連れて行ってもらったら、かなり気に入った。ホッピーの「ナカ」の注ぎ放題にはまってしまったのだ。それ以来、いつか「やきとりセンター」に行ってやろうと好機をうかがっていたのだ。
病院からの帰り道。大井町の駅を降りて、いつもと逆の道、つまり坂を下って、「やきとりセンター」を目指した。
店は、まだオープンしたばかりのようである。一人だと店員に告げると、店員は、カウンター気味の席へ、ボクを案内した。
そのカウンターには、一つ席を空けて、カップルの先客がいた。ちょっと落ち着かない二人で、微妙に騒がしい。しかも、ボクの手前側にいる男がタバコを吸っている。なんか、嫌な予感がした。
タッチパネル式のタブレットから、「ホッピーセット白」(280円)と「やみつき鶏皮チップス」(280円)をオーダーした。
隣の男は、チェーンスモーカーで、ひっきりなしにタバコを吸う。しかも、その煙がどういうわけか、ボクのほうにまとわりついてくるのだ。
こりゃたまらん。
ボクはタバコの煙は嫌いだが、居酒屋の店内では、仕方ないと思っている。けれど、この日は違った。ちょっと、我慢ならないのである。
それにつけても、頼んだものが運ばれてこない。まだ、飲み物が早々に運ばれてきていたら、隣のカップルが発する負のオーラとタバコの煙は、さほど気にならなかったかもしれない。けれど、待てども待てども、何も運ばれてこなかった。
時計を見ると、既にオーダーから10分が経過しようとしている。
ちょっと、これはないだろう。せめて、飲み物だけでも、先に出してくれ。
ボクの堪忍袋の緒は切れかかっていた。
隣の男の吐き出す煙にボクは包まれていた。
さて、このまま買えるかと思った、その時、ようやく「ホッピー」と「チップス」が運ばれてきた。仕方ない。これだけ、片付けるか。
やきもきした後の酒がうまいわけがない。一杯のナカで、外を使いきり、チップスを急いで食べて、ボクはお勘定した。結局、「やきとりセンター」の醍醐味である「ナカ」の注ぎ放題はできなかったのである。
2回目の「やきとりセンター」は最悪だったのだ。
タバコに関してまったく同じスタンスなので、今回の記事にはとても共感しました。
吸わずに手で持ったまま、しかも火先はこちらを向けたままという方を結構みかけます。また煙を吐き出すときに連れに遠慮してるのか反対向き…つまり隣の他の客に向けて吐き出す奴とか。
マナーのなさに切れそうになりますね。
朝から愚痴ばかりのコメントになって失礼しました。
その手の客いますね。
同行者より他人に気を使えと。
一平でやられると火が自分の顔のすぐ横に来て凄く怖い。
煙も今は吸う人が減ったから昔より不快に感じるようになりました。
10年前に比べて喫煙者が減っていて、煙に敏感になってるんだな~、と。なんとか禁煙、最低でも分煙の良い居酒屋が増えることを祈りたいです。
今は喫煙人口が少なくなった上に吸っても電子タバコと言う人が多いですから。
更に言うと花粉症のシーズンは余計に煙が辛いです。
いっぺいさんのご指摘はご尤もです。
そういう喫煙者がいると、その日のお酒が、急に「はずれ!」になってしまいますね。
ひざげりさんの「火が自分の顔のすぐ横に来て凄く怖い」。分かります。
JR船橋の駅の改札を出ると、いつも必ず思い出すことがあります。
多分もう30年近く前になると思うのですが、船橋駅の改札前を歩いていた母子のお子さんの目に、歩きタバコをしていた人のタバコが目に入って、大怪我を負ったという事件。それから数年間は、歩きタバコ禁止のキャンペーンを行っていましたが、今はもうその事件も風化しているのでしょう。相変わらず、船橋駅前は歩きタバコが多いです。
怪鳥は最近、酒場のタバコを言う機会が多いね。飲食店でタバコを全面禁止にしても、客数に変化はないとも言われているし。最低でも、分煙だよね。
ナイフを剥き出しで持って歩いてる様なもんですから。
そうなんですよ。
ボクは、むしろ歩きタバコに怒りを感じます。
気遣いできない人=喫煙者というイメージになっていると思います。
歩きスマホもそうだし中毒なんですね。
歩行喫煙者と共通のマインドがあるように感じます。