新宿西口、小田急ハルクの裏手。百貨店はきらびやかな装いで華やかな雰囲気を湛えているのに、一本裏手に道をわけいると急にうらぶれた、吹きだまりのような町並みが出現する。
何回か昼間にここを通ったことがあるのだが、凄まじい数のカラスが路上で残飯をつっついていた。路面からはすえた臭いすら発していそうなそんな感じすら漂う。
猫の額のような小さな一角だが、飲み屋の数は少なくない。そんな中で唯一の立ち飲み屋が「まる徳」だ。
実はこの店、08年11月28日と12月22日の2回にわたって訪れた。
初めは一人で、2回目は怪鳥と。
その2回とも、店主から「ウチ初めて?」という言葉を頂いた。
良くも悪くも、この店の主人公は、この店主である。
店主の評価は賛否両論に分かれるはずだ。
非常にフランクだが、独特の威圧感も漂う。
要は毒舌なのだ。
大勢の客が来るからいちいち客の顔など覚えていないのは致し方ない。だが、それでも天才的に客の顔を覚えているお店をわたしは幾つか知っている。
一度、ものすごく嬉しかったことがある。
それは、赤羽にある立ち飲み屋「喜多屋」(まだ「居酒屋放浪記」未収録)でのこと。来店した翌月に再訪すると店主はしっかりわたしのことを覚えていてくれた。そして「しばらくぶりだね。今までどこ(どこの店に)行ってたの?」と声をかけてくれた。
わたしはかなり感動した。
だが、こうしたお店は少数派だ。
客の顔など忘れている方が多数派だろう。
だが、この店のように「ウチ初めて?」と言うのはあまりにも失礼だ。初めてだったらどうなのか。初めてじゃなければ偉いのか。そこにはなんとも言えぬいや~なニュアンスが感じられた。
そして、もうひとつ。
怪鳥と話しをしているとき、ある損保会社の仕事を話題にしていると、店主が首を突っ込んできた。
「T海さんならウチの常連だよ」。
お客の会話が聞こえてしまうのは不可抗力。しかし、そこに首を突っ込むのはいかがなものか。
しかも、西新宿といえばS保ジャパンの庭。そういう行為はあまり褒められたものではないだろう。
しかし、酒と肴はなかなか良かった。
ビールは生ビールとスーパードライのスタイニーボトル(350円)を用意。この他にも「コロナビール」が置かれている。
それよりも何よりも日本酒の品揃えがいい!
10種~20種の酒を1合350円から400円で飲ませてくれる。ただし、熱燗はなし。全て純米酒だ。
ちなみに熊猫は2回の訪問とも芋焼酎(銘柄は失念)をロック(400円)で頂いた(焼酎もなかなか豊富)。
酒肴もなかなか。
初めて行ったときは、「牛すじ煮」(450円)が売り切れていたが、怪鳥と一緒に行った2回目はありつくことができた。
なんとこれ、牛は「米沢牛」を使っているとのこと。
うぅむ!いいねぇ。
1週間前、飛騨牛の「牛すじ煮」(居酒屋放浪記NO.0259=『樽平』)を食べた。
ブランド牛づいている!
肉の弾力は見違えるほどに違うような気がする。
この店の「牛すじ煮」のつゆは真っ黒。濃い醤油味に酢が入っているのか。
こってりながらさっぱりしている面もある。
牛すじも素晴らしいが、それよりも何よりも煮玉子の存在も大きい。
これがうまさを引き立てている。
焼き鳥も地鶏を使っているとの触れ込みで、素材にはこだわりがみえる。
熊猫は「山ごぼう」(250円)を食べた。
「城山天守閣」(居酒屋放浪記NO.0260)で食した、梅しそ味とは異なり、味噌をつけて食べるのだが、このような珍味があるのも、このお店の特徴かもしれない。
初めて行った際、恐ろしくボインのお姉さんが店を切り盛りしていたが、これは 後々聞いた話しによれば、常客さんがお店を手伝っているとのこと。
噂によれば皿洗いなども常客がこなすときがあり、店の常連度は高そうだ。
客の中心はサラリーマンだが、20代のミュージシャン系、OL系も少なくなく、都心の立ち飲み屋にありがちなスーツ一色のお店とは異なる様相を呈している。
支払い方式はキャッシュオンデリバリー。
テーブルにある灰皿にお金を投入すべし!
何回か昼間にここを通ったことがあるのだが、凄まじい数のカラスが路上で残飯をつっついていた。路面からはすえた臭いすら発していそうなそんな感じすら漂う。
猫の額のような小さな一角だが、飲み屋の数は少なくない。そんな中で唯一の立ち飲み屋が「まる徳」だ。
実はこの店、08年11月28日と12月22日の2回にわたって訪れた。
初めは一人で、2回目は怪鳥と。
その2回とも、店主から「ウチ初めて?」という言葉を頂いた。
良くも悪くも、この店の主人公は、この店主である。
店主の評価は賛否両論に分かれるはずだ。
非常にフランクだが、独特の威圧感も漂う。
要は毒舌なのだ。
大勢の客が来るからいちいち客の顔など覚えていないのは致し方ない。だが、それでも天才的に客の顔を覚えているお店をわたしは幾つか知っている。
一度、ものすごく嬉しかったことがある。
それは、赤羽にある立ち飲み屋「喜多屋」(まだ「居酒屋放浪記」未収録)でのこと。来店した翌月に再訪すると店主はしっかりわたしのことを覚えていてくれた。そして「しばらくぶりだね。今までどこ(どこの店に)行ってたの?」と声をかけてくれた。
わたしはかなり感動した。
だが、こうしたお店は少数派だ。
客の顔など忘れている方が多数派だろう。
だが、この店のように「ウチ初めて?」と言うのはあまりにも失礼だ。初めてだったらどうなのか。初めてじゃなければ偉いのか。そこにはなんとも言えぬいや~なニュアンスが感じられた。
そして、もうひとつ。
怪鳥と話しをしているとき、ある損保会社の仕事を話題にしていると、店主が首を突っ込んできた。
「T海さんならウチの常連だよ」。
お客の会話が聞こえてしまうのは不可抗力。しかし、そこに首を突っ込むのはいかがなものか。
しかも、西新宿といえばS保ジャパンの庭。そういう行為はあまり褒められたものではないだろう。
しかし、酒と肴はなかなか良かった。
ビールは生ビールとスーパードライのスタイニーボトル(350円)を用意。この他にも「コロナビール」が置かれている。
それよりも何よりも日本酒の品揃えがいい!
10種~20種の酒を1合350円から400円で飲ませてくれる。ただし、熱燗はなし。全て純米酒だ。
ちなみに熊猫は2回の訪問とも芋焼酎(銘柄は失念)をロック(400円)で頂いた(焼酎もなかなか豊富)。
酒肴もなかなか。
初めて行ったときは、「牛すじ煮」(450円)が売り切れていたが、怪鳥と一緒に行った2回目はありつくことができた。
なんとこれ、牛は「米沢牛」を使っているとのこと。
うぅむ!いいねぇ。
1週間前、飛騨牛の「牛すじ煮」(居酒屋放浪記NO.0259=『樽平』)を食べた。
ブランド牛づいている!
肉の弾力は見違えるほどに違うような気がする。
この店の「牛すじ煮」のつゆは真っ黒。濃い醤油味に酢が入っているのか。
こってりながらさっぱりしている面もある。
牛すじも素晴らしいが、それよりも何よりも煮玉子の存在も大きい。
これがうまさを引き立てている。
焼き鳥も地鶏を使っているとの触れ込みで、素材にはこだわりがみえる。
熊猫は「山ごぼう」(250円)を食べた。
「城山天守閣」(居酒屋放浪記NO.0260)で食した、梅しそ味とは異なり、味噌をつけて食べるのだが、このような珍味があるのも、このお店の特徴かもしれない。
初めて行った際、恐ろしくボインのお姉さんが店を切り盛りしていたが、これは 後々聞いた話しによれば、常客さんがお店を手伝っているとのこと。
噂によれば皿洗いなども常客がこなすときがあり、店の常連度は高そうだ。
客の中心はサラリーマンだが、20代のミュージシャン系、OL系も少なくなく、都心の立ち飲み屋にありがちなスーツ一色のお店とは異なる様相を呈している。
支払い方式はキャッシュオンデリバリー。
テーブルにある灰皿にお金を投入すべし!
やっぱりあの後行った「岐阜屋」でしょ~!
難しい、いや気難しい店といった感じです。
しかし、岐阜屋はいい!
こう考えれば、怪鳥のチョイスする店は全部ヒットだよね~。