「光栄軒」に行くか、それとも「鳥勝」にすべきか悩んだ。でも、せっかく田町にいるんだからと立会川に向かった。Bザイから直帰の際はいつも新橋に行ったが、ここ最近は「鳥勝」に。だって、17時には立会川に着いてしまうのだから。
今回も「鳥勝」着は、17時過ぎ。ドアを開けると、まだカウンターは空いていた。
良かった。
N原さんの横に座り、さて今日こそは「生野菜」を「ダブル」でいこうと意気込んだ。「レモンハイ」 をママに注文し、「ハラミステーキ」と「生野菜」をメモに書き込んで提出。あぁ、料理が出てくる前が、一番ワクワクする。まるでキャンプが始まったプロ野球みたいだ。
その「生野菜」、やっぱり「ダブル」で正解だった。とにかくうまいので、あっという間に目減りする。しかし、「生野菜」がうまい居酒屋って。なかなかない。
今回、「ハラミステーキ」がとんでもなく早く来た。前回はオーダーから30分はかかっていたが、この日は僅か15分程度。だが、おかげで賑やかなスタートになった。しかし、「ハラミステーキ」も抜群にうまい。ちょっと乳臭い感じが肉の新鮮さを物語る。
N原さんはカウンターの向こう側に座る常連さんと話しをしている。話題が豊富でお二人とも物知りだ。聞く耳を立てているわけではないが、話が聞こえてきちゃうものだから。
「ホッピー」の店だと、「ナカ」2杯お代わりして都合3杯飲むが、「レモンハイ」は一本に対し「ダブル」2杯。それでは足りないから、セットをお代わりして都合4杯飲む。だからしっかり戦略を立てなければいけない。
でも、次の展開は「コブクロ刺」。「レモンハイ」お代わりのタイミングでオーダーした。
隣の話題が「あたぼう」の語源について語り始めたとき、ついつい自分もその話しに割って入ってしまった。自分も子どもの頃、両さんを真似て、「あたぼうよ」とよく使ったものだ。N原さんの横に座るK前さんは、分かりやすく解説してくれた。
親しみを込めて、子どもの意味を持つ、「坊」を着けたのだと。そのK前さんは物知りだった。とりわけ、日本の歴史に詳しかった。それもそのはず、以前は大学の講師も務めたことがあるという。その後は洛中洛外の話しになり、南部藩の話題になり、楽しく過ごさせてもらった。
肝心の「コブクロ刺」は、別のものがきた。多分、「ガツ刺」。いや、これは自分のミス。メモに間違えて書いたのは自分の方。あ、やっぱり自分はガツよりもコブクロの方が好きだということが分かった。
N原さんとK前さんは、18時にはら引きあげていった。いつも、こんな調子らしい。さて、自分も帰るか。
うまい酒ともつ。その幸せ感は高い。でも今夜はまた一人友達が増えたことが何よりも嬉しい。
有ったら絶対頼んだ方が良いです。
凄く美味いです。
おかげ様で、「鳥勝」で楽しませてもらってます。
「りんご玉子サラダ」ですか?ある時とない時があるんですね。
今度、よくチェックしておきます。
ありがとうございます。
マスターの田舎からリンゴが送られた時にだけメニューに登場します。
昨年末はありました。
確かにそうですね。夏にりんごはありませんからね。
マスターの田舎は長野か青森ということですね。あの寡黙ぶりは、青森かな?
我が家にも毎年、青森と長野からそれぞれりんごが送られてきます。こう言ってはなんですが、長野のりんごの方が断然うまいです。