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居酒屋さすらい0862 -サッポロクラシックと豊饒な肴たち- 「大衆酒場おたる三幸」(札幌市中央区北4条西)

2015-05-08 23:54:33 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

時刻は23時を過ぎた。もう1軒行けるかな。

ケータイで照会した3軒目の立ち飲み屋。「おたる三幸」という立ち飲み屋があるらしい。

その店はいとも簡単に見つかった。ビルに看板があったからだ。

小樽?みーさん元気かな?

 

地下1階に降りると、圧倒的スケールに息を飲んだ。踊り場が広く、大きな看板が三方から迫ってくる。そして、その向こうに見える店内の熱気。

もう23時なのに、店はぎゅうぎゅうに混んでいる。

すごいじゃん。札幌。熱いじゃん札幌。

「酔円」→「鶴の蔵」→「おたる三幸」。だんだんボルテージがあがる札幌の立ち飲み。

しかも、酒も肴も抜群にうまい街、札幌。

 

店に入って、まず目に飛び込んできたのが、「サッポロ・クラシック」。

そうなんだ。まだこれを飲んでいなかったんだ。何か忘れていると思ったら、これだったんだ。

「サッポロ・クラシック」。

 

ぎゅうぎゅうの店内でようやく見つけた自分のポジション。そこで店員さんを呼び止めようとしたが、誰も気づいてくれない。

ちなみにボクは「すいませ~ん」と店員さんを呼ぶのはカッコ悪いと思っている。

そんな人は下衆な野郎とさえ思っている。だから、絶対ボクは居酒屋でこの言葉を使わない。

話は脱線したが、とにかく店員さんはわたしに気づいてくれないのだ。店内の喧騒もさることながら、店が混んでいて、注文が多く、店員さんがそのオーダーをさばききれていない。

しかし、おびただしい人が酒を飲んでいる。比較的年齢層が低い客層だ。サラリーマンが多いが、OLの姿も少なくない。

東京の立ち飲み屋の風景とは全く違う。札幌人のほうが、より開放的だ。

 

そうやって待つこと10分。ようやく、店員が眼前に現れて、「サッポロ クラシック」をオーダーすることができたのだが、どうやらもうラストオーダーのようだ。

メニュー表は魅力的な肴のオンパレードだった。

「北海道男爵のポテトサラダカレー風味」(350円)

「函館布目社製 社長のいか塩辛」(380円)

「たこざんぎ」(480円)

「知床鶏のざんぎ」(480円)

「小樽あんかけ焼きそば」(680円)

そして、「鉄板 ジンギスカン」(680円)

なまら、すばらしい。

そこで、ボクがチョイスしたのが、ポテサラカレー風味だった。

 

このチョイスと組み合わせは最高だった。

含水率のやや高いポテサラは当然、手作り。だが、カレーとの邂逅は本当に予期せぬ出会い。じゃがいものうまみがひしひしと伝わってくる。

これって、まさにカレーじゃん。そして、「サッポロクラシック」。米の後味がしないサッポロのビールらしいビール。

なまら最高。

 

グビっと飲んで、ボクは店を出た。

あっと言う間の3軒訪問。だが、その内容はいずれも充実していた。

もう10年前になるが、札幌の会社に取材をした折、その社長さんは「東京は貧乏人ばっかりだから」とボクに言った。なんとなく

言いたいことは分かったが、札幌の立ち飲みに来て、この言葉が身にしみた。

東京では贅沢だが、札幌では当たり前の豊饒な食。これに勝るものはない。

すごいよ。札幌。酒も肴も全部なまらうまい! 

 

おっと、この店は小樽に本店があるのだな。それを書かないとみーさんに怒られてしまうかも。

札幌にある小樽の店、なまら最高!

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