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居酒屋さすらひ 2164 - ウィスキーとジン - 「日の丸ウイスキー 石岡 Tasting Room」(石岡市国府)

2025-01-24 16:26:35 | 居酒屋さすらい ◆地方版

「みんなのタロー」像を見ていた時に気付いた。

かつてふりぃまん師と待ち合わせをした駅に、この像はなかったなと。

そういえば、駅舎の感じも、ロータリーの様子も違う。

もしや、ふりぃまん師と待ち合わせした駅は石岡ではなく、友部だったか。

まぁいい。とりあえず飲める店はないだろうか。

平日の15時過ぎ。茨城県の片田舎で昼飲みできる店を見つけるのは困難だ。

ただ、石岡ならなんとかなると思った。

石岡市の「ヨット食堂」に全てを賭けた。

その食堂がロータリーの向こう側に見える。しかし暖簾は上がっていない。

実は移動する電車で「ヨット食堂」の開店時間を確認したところ、しっかり中休みがあった。

今が中休み中。そして一縷の望みは潰えた。

駅の周囲にはファミレスすらなかった。

だがとりあえず、駅の周囲でも散策するか。

ロータリーを背にして、上り方面に向かった。するとちょっと広いスペースがあって、飲食店が並んでいる。手前はちょっとカッコいいお店で、HINOMARU whiskyとある。

バーのようだが。すでに開いていた。

これは驚きだ。

石岡で15時とはいえ、昼飲みできる店があるなんて。

さらにその先にある店舗を見ると、飲食物らしき店舗がまだある。近寄ってみたら、シャッターが閉まっていた。驚くことにお店は立ち飲みだった。本当の立ち飲みかは分からないが、なかなか興味深い。

埼玉、千葉の通勤圏ならだいたい立ち飲み屋はあるが、埼玉も大宮以北、千葉なら船橋以東は立ち飲み屋がなくなる。

立ち飲み屋がある町は都会といっていいだろう。

ただ、この立ち飲み屋「清兵衛」は残念ながら閉まっていた。

でもいいさ。

「日の丸ウイスキー」があるのだから。店舗外に「常陸野ネストビール」ののぼりがあったし。

ウィスキーだけでなく、ビールもあるのだろう。

お店に入った。

カウンターとひとつのテーブルがある小さなお店。

お客はだれもおらず、カウンターに腰かけた。

メニューを開いたら、しっかりとビールもあった。

季節のビール」(880円)をオーダーした。

商品名は失念したが、確かラガービールだったと思う。

ただ、300mlで880円はかなり高価だ。

おつまみに「オリーブ&チーズ」(400円)をいただく。

ビールを一口いただく。正直な感想として「若い」なと思った。

熟成されていないのだ。まぁクラフトビールとはこんなものではあるが、クラフトビールの老舗、ネストビールだけにちょっとがっかりした感はある。

「日の丸ウイスキー」というものを知らないので、お店の人に尋ねてみると、木内酒造さんが作るウィスキーらしい。

やっぱりか。

ネストビールだけでなく、ウィスキーも。

いやはやチャレンジングな会社さんだ。

ネストビールは秋葉原の万世橋でビアパブをやっているし、アキバ駅近くでは蒸留所もある。

東京に出てくるだけで相当なパワーが必要だと思うのだが、ブランディングという面も含めて本当にすごい。

そして、ウィスキーまで。

自分はウィスキーはあまり好まないので、もう1杯ビールをいただく。

「15時開店でお客さんは来るんですか?」とストレートに尋ねると、ゴルフ帰りのお客さんが来たりするという。

へぇ。

そして奥にある立ち飲み屋さんの話しも聞いた。

「清兵衛さんのマスターは今、台湾に帰ってるはずです」という。

他店の話題ですまないと思いつつ、「でも今日はこちらのお店でリラックスできたから、かえって良かった」とフォローもしておいた。

2杯目のビールを飲み干して帰ろうかと思った時、バックバーにウィスキーとは異なるボトルを見つけた。

漢字で何かを書いている。

蔵風土」。

これでクラフトと読ませるらしい。

どうやらクラフトジンとのこと。

ウィスキーだけでなく、ジンまで作っているのかとさらに驚いた。

1杯ロック(750円)でいただくことに。

これがけっこうかおりがよくておいしい。

香りづけにレモンやライムだけでなく、茨城県産の古内茶を混ぜて蒸留しているらしい。

蔵風土ジンのラベルの裏側にそう書いてあった。

なるほどね。それで風土の文字を当てたのか。

そのネーミングの巧みさにも思わず唸った。

思わずボトルを買って帰ろうかと思ったが、1本3,300円とちと高い。しかも、今このバーで散財してしまったので、「オンラインで買えますか?」と尋ねると、「売り切れ中だと思います」。

「ここで買うか、或いは新宿でもまだ買えると思います」とのご返事。

新宿?

今、ネストビールは新宿にもあるのか。

木内酒造は、今最も元気な酒蔵さんかもしれない。

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