
八戸の2日目。
午前中の取材を終えて、研究会一同は「八食センター」へ。
すでに会は終了モードとなり、土産物購入のステージに突入した。八戸市の胃袋ともいうべき、巨大な市場。八戸のありとあらゆるものがここで買える。
市場内を見ているだけで楽しく、珍味やうまいもので市場内は溢れかえっている。
とりわけ、生鮮のコーナーは活気があって、面白い。
魚や貝、蟹が新鮮な姿で並べられているのを見て、思わず買う気もないのに立ち止ってしまう。
こういうので酒が飲めたら最高だよな。
そう思いながら、鮮魚コーナーを抜けると、おいしい薫りがしてきた。何かを焼いているようだ。
「七輪村」という店で、市場内で購入したものを炭火でBBQできるらしい。
利用料は300円。
まじかよ。時間があったら間違いなく食べている。だが、ボクに残された時間はあと僅か20分。
これはもう絶望的だ。
そう思って、そこを離れると、またもや香ばしい薫りがしてきた。
またもや焼きの薫り。
「屋久岳」という名の屋台風の店。ここも炭火焼きである。
なになに?
「イカ焼」が300円、「ホタテ網焼」が250円、「八戸前仲サバ焼」が500円。
これなら食べられそうだ。
おっと、サッポロ生ビールもあるのか。これはこれは。
ボクは厳選に厳選を重ね、「ホタテ串焼」(300円)をチョイスした。
ホタテはどちらかといえば、浅虫周辺が有名だが、串焼きという気軽さがよく、それを選んだ。
店舗の前には公共の椅子とテーブルがあり、ボクはそこに座って、ホタテが焼けるのをビールを飲みながら待った。
そういえば、ホタテってしばらく食べてないな。
東京の居酒屋ではあまりお目にかからない。東京の人間にとって、あれはかなりの贅沢品である。
そうするうちに、ホタテが焼けた。
そして、早速かぶりついた。
じゅわっと貝の肉汁が口の中に広がった。貝柱を噛みつぶし、ヒモを奥歯でゴリゴリする。
たまらん。
それをすぐさま、ビールで流す。たまらん。
アミノ酸の旨みが口の中に広がり、ボクはまたもや2個目のホタテにかぶりつく。
なんなんだ。この充実感。
うまし!このホタテ。遠赤でじっくり焼いた身のしっかりしたホタテ。
ホタテは舐めちゃいけない。
言いたいこと言うぜ。
これがホタテの、これがホタテのホタテの炭火焼串!
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