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居酒屋さすらい 1021 - これがホタテの〽、ホタテの炭火焼串 - 「屋久岳」(八戸市河原木字神才)

2016-06-02 22:49:12 | 居酒屋さすらい ◆地方版

八戸の2日目。

午前中の取材を終えて、研究会一同は「八食センター」へ。

すでに会は終了モードとなり、土産物購入のステージに突入した。八戸市の胃袋ともいうべき、巨大な市場。八戸のありとあらゆるものがここで買える。

市場内を見ているだけで楽しく、珍味やうまいもので市場内は溢れかえっている。

とりわけ、生鮮のコーナーは活気があって、面白い。

魚や貝、蟹が新鮮な姿で並べられているのを見て、思わず買う気もないのに立ち止ってしまう。

 

こういうので酒が飲めたら最高だよな。

そう思いながら、鮮魚コーナーを抜けると、おいしい薫りがしてきた。何かを焼いているようだ。

「七輪村」という店で、市場内で購入したものを炭火でBBQできるらしい。

利用料は300円。

まじかよ。時間があったら間違いなく食べている。だが、ボクに残された時間はあと僅か20分。

これはもう絶望的だ。

そう思って、そこを離れると、またもや香ばしい薫りがしてきた。

またもや焼きの薫り。

「屋久岳」という名の屋台風の店。ここも炭火焼きである。

 

なになに?

「イカ焼」が300円、「ホタテ網焼」が250円、「八戸前仲サバ焼」が500円。

これなら食べられそうだ。

おっと、サッポロ生ビールもあるのか。これはこれは。

ボクは厳選に厳選を重ね、「ホタテ串焼」(300円)をチョイスした。

ホタテはどちらかといえば、浅虫周辺が有名だが、串焼きという気軽さがよく、それを選んだ。

 

店舗の前には公共の椅子とテーブルがあり、ボクはそこに座って、ホタテが焼けるのをビールを飲みながら待った。

そういえば、ホタテってしばらく食べてないな。

東京の居酒屋ではあまりお目にかからない。東京の人間にとって、あれはかなりの贅沢品である。

 

そうするうちに、ホタテが焼けた。

そして、早速かぶりついた。

じゅわっと貝の肉汁が口の中に広がった。貝柱を噛みつぶし、ヒモを奥歯でゴリゴリする。

たまらん。

それをすぐさま、ビールで流す。たまらん。

アミノ酸の旨みが口の中に広がり、ボクはまたもや2個目のホタテにかぶりつく。

なんなんだ。この充実感。

うまし!このホタテ。遠赤でじっくり焼いた身のしっかりしたホタテ。

 

ホタテは舐めちゃいけない。

言いたいこと言うぜ。

 

これがホタテの、これがホタテのホタテの炭火焼串!

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