暇さえあればレトルトカレーを買って、コレクションしている。一回集めちゃうと、興味がなくなるから、無関心になってしまうのだが、これがいけない。先日、コレクションの棚を見たら、既に消費期限切れのものが幾つもあり、その中で最も古いのが、期限切れになって2年と数日経った、「木の屋ラムカレー」だった。
消費期限切れには、かなり寛容だ。自分はほとんどの食材を捨てないという自負がある。ちょっとくらいヤバいものも大体食べる。牛乳だって、消費期限を1週間程度過ぎても大丈夫。その点、胃袋はインドで鍛えられている。
そして今回も舐めてた。
缶詰が腐る訳ない、と。
そして食べてみた。だが、なんか味がおかしい。はじめは、内容そのもののデフォルトの味だと思った。けれど、正直おいしくなく、むしろまずかった。スパイスの香りは吹っ飛び、得体の知れない味がする。だが、我慢すれば食べられないこともない。なんとか頑張って半分ほど食べたが、ギブアップして、捨てた。
ものを粗末にするのは不本意だったが、仕方ない。多分、傷んでいたと思う。
「木の屋のラムカレー」は、経堂にある人気カレー店、「ガラムマサラ」のプロデュースだという。
インドのスパイスカレーでは、ラムよりもマトンの方がポピュラーだが、何故にラムを用いるのか、それが、このレトルトカレーを購入する動機だった。しかも、ここ何十年も行けてない経堂の人気店の味が家で楽しめるなんて。だから、一つ690円でも買ってみたのだ。
もし、すぐに食べていれば、おいしかったのだろう。それはもう仕方ない。ならばもう答えは一つ。経堂に行って、確かめるしかない。
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