会社の四半期業績報告会での懇親会。
わたしは、既に相当酔っていた。
その勢いで、わたしは人生の諸先輩方に悪態をついていた。
「そんなことはない」。
子供達の携帯電話やゲームなどの保有率。学校裏サイトの存在や親たちの見栄や子供たちの陰湿な虐め。そうした実態を聞かされることに、わたしは辟易していたのだ。
だから、つい目の前に居た何の罪もないT見君に「キールロワイヤルを飲む奴は嫌いだ」などと言ってしまったのである。
単なる八つ当たりだ。
だが、わたしが不機嫌だったのは、そのせいばかりではなかったと思う。お店の雰囲気がよくなかったのだ。
御徒町駅から徒歩5分余り。御徒町駅ガード東側の最南端に位置する居酒屋「こだわり素材の居酒屋 楽市」にも幻滅していたのである。
お店に入ると、蛍光灯の光が眩しい。とにかく、酒場としての雰囲気にはない。そう、そこはまるでファミリーレストラン。ファミシレスと形容するのが、もっとも適当か。
通された席は掘り炬燵テーブル。大人数用のテーブルだ。隣のパーティとの仕切はない。古き良きチェーン居酒屋店の流れをくむ作りではある。
我が社総員15名は直ちに着席し、ビールの登場を待ったのである。
ビールの出現は意外に早かった。時間にして30秒弱。お店はほぼ満員だが、店員の反応は素早い。ホール担当はマニュアル順守の姿勢でてきぱきと配膳していくのである。
ビールはアサヒ「スーパードライ」とキリン「一番絞り」のダブルネーム。
この2つの銘柄を抑えておけば、たいていのお客のニーズは取り込めるという算段か。
2時間の飲み放題コース。
焼き物は焼き鳥の串。そしてサラダがテーブルに運ばれ、まだそれらを食べ終わる前に、今度は鍋がセッティングされていく。
どこが「こだわり素材」なのか、全く分からない。店員はただ黙って配膳していくだけだ。
実際は、本当にこだわりの素材を随所に使用しているのだろう。だが、食べ物はそれを感じさせてくれない。ただ流れ作業で出てくる肴を我々はただ右から左に口に運んでいるだけである。
そんなこともあり、わたしの酔いはどうもポジティブな方向に針が振れなかったようである。
飲み放題コースは一人あたり4,000円のものだろうか。鍋の後には、〆のにぎりが出てきた。全部で6貫。ネタは新鮮そうだったが、いかんせんどこで水揚げされたものなのか、さっぱり分からないし、説明もない。一方、鍋の味も決して悪いものではなかった。薄味の昆布だし。葉物野菜に鶏肉のつみれ。ごく普通の関東風鍋。
「だから、どうなの?」
というのが感想である。
そうしたさなか、ついわたしは、「キールロワイヤルを飲む奴は嫌いだな」と口走ってしまったのだ。
だが、少し情状酌量を汲んでほしい。
だって、T見君はにぎりを食べながら、キールロワイヤルを飲んでいたんだから。
結局、「そういう酒場でしかなかった」ということにしてほしい。
と暴言の責任をお店に転嫁をする熊猫なのであった。
わたしは、既に相当酔っていた。
その勢いで、わたしは人生の諸先輩方に悪態をついていた。
「そんなことはない」。
子供達の携帯電話やゲームなどの保有率。学校裏サイトの存在や親たちの見栄や子供たちの陰湿な虐め。そうした実態を聞かされることに、わたしは辟易していたのだ。
だから、つい目の前に居た何の罪もないT見君に「キールロワイヤルを飲む奴は嫌いだ」などと言ってしまったのである。
単なる八つ当たりだ。
だが、わたしが不機嫌だったのは、そのせいばかりではなかったと思う。お店の雰囲気がよくなかったのだ。
御徒町駅から徒歩5分余り。御徒町駅ガード東側の最南端に位置する居酒屋「こだわり素材の居酒屋 楽市」にも幻滅していたのである。
お店に入ると、蛍光灯の光が眩しい。とにかく、酒場としての雰囲気にはない。そう、そこはまるでファミリーレストラン。ファミシレスと形容するのが、もっとも適当か。
通された席は掘り炬燵テーブル。大人数用のテーブルだ。隣のパーティとの仕切はない。古き良きチェーン居酒屋店の流れをくむ作りではある。
我が社総員15名は直ちに着席し、ビールの登場を待ったのである。
ビールの出現は意外に早かった。時間にして30秒弱。お店はほぼ満員だが、店員の反応は素早い。ホール担当はマニュアル順守の姿勢でてきぱきと配膳していくのである。
ビールはアサヒ「スーパードライ」とキリン「一番絞り」のダブルネーム。
この2つの銘柄を抑えておけば、たいていのお客のニーズは取り込めるという算段か。
2時間の飲み放題コース。
焼き物は焼き鳥の串。そしてサラダがテーブルに運ばれ、まだそれらを食べ終わる前に、今度は鍋がセッティングされていく。
どこが「こだわり素材」なのか、全く分からない。店員はただ黙って配膳していくだけだ。
実際は、本当にこだわりの素材を随所に使用しているのだろう。だが、食べ物はそれを感じさせてくれない。ただ流れ作業で出てくる肴を我々はただ右から左に口に運んでいるだけである。
そんなこともあり、わたしの酔いはどうもポジティブな方向に針が振れなかったようである。
飲み放題コースは一人あたり4,000円のものだろうか。鍋の後には、〆のにぎりが出てきた。全部で6貫。ネタは新鮮そうだったが、いかんせんどこで水揚げされたものなのか、さっぱり分からないし、説明もない。一方、鍋の味も決して悪いものではなかった。薄味の昆布だし。葉物野菜に鶏肉のつみれ。ごく普通の関東風鍋。
「だから、どうなの?」
というのが感想である。
そうしたさなか、ついわたしは、「キールロワイヤルを飲む奴は嫌いだな」と口走ってしまったのだ。
だが、少し情状酌量を汲んでほしい。
だって、T見君はにぎりを食べながら、キールロワイヤルを飲んでいたんだから。
結局、「そういう酒場でしかなかった」ということにしてほしい。
と暴言の責任をお店に転嫁をする熊猫なのであった。
近々お会いしましょう。
あるよねー、そういうお店。
少人数で行くとおいしくていいお店なのに大人数で宴会すると流れ作業になっておいしくなくなるお店も悲しいっす。
その店も、今回ブログで書いたお店も、お客にくつろいでもらおうという雰囲気ではありませんでした。
コース料理が弊害なんでしょう。
コースは一長一短ですね。
もう割り切るしかないですね。。。
「分かってて入らないと」絶対に「眉間にシワ」で出てきます。
でも、会社の付き合いなんかで飲みに行くと、
こういう状況を何とも思わないで、ただワイワイ騒いでチューハイで盛り上がれば良い、
っていう人たちがほとんどで・・・。
こういう場は、苦痛でしょうがないです~~(涙)
お店によっては、当欄を読んでおられるお店もあるようで、願わくば当該店舗もお読み頂き、今後のサービスの参考にしていただければ、と思っています。
正直言って、こういうムードはわたしも苦痛でした。
子供の将来を不安にさせる諸先輩方のお話といい、わたしが悪酔いしたのも、「なるほど」とご理解いただければ、幸いです。