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「松井酒店」を探しているときに見つけたお店が、この「やきとん ま〜ちゃん」である。
ほぼカウンターだけの店で、こざっぱりとした印象が、わたしの脳裏に焼き付いた。店頭の黒板には「シャリキンのホッピーあります」というような文言があって、わたしを喜ばせたものである。
「いつ行ってみようか」と思案していると、意外にもその日はすぐに訪れたのである。
Sニー生命のO塚さんと。
カウンターだけと思いきや、奥には一応テーブル1卓が用意されている。
我々はそこに陣取り、生ビールを注文した。ビールはサッポロ!そして、注ぎ方も悪くはない。
泡はやや粗いが、「やきとん」の店ではかなり丁寧だ。
基本的には、全て串焼きの店。
メニューは1本110円から。
珍しいところでは、「おっぱい」「てっぽう」か。これらも110円だから、お得感はかなり高い。
まずは、お手並み拝見としますか。
「ハツモト」「はつ」「ちれ」「かしら」を各2本ずつ。
そして「もつ煮込み」(380円)を「煮玉子」(110円)付きでオーダーする。
「煮玉子」っていうのが、面白い。ラーメン屋みたいで。
焼き台はもちろん炭火。
だが、焼き具合はかなろいウェルダンだった。
でもね。
素材は抜群だと思う。
臭みはなく、歯ごたえがいい。仕入れをどのようにしているか分からないけれど、この素材を110円で提供するのだから、この店、穴場といってもいいだろう。
「もつ煮込み」はオーソドックスな味噌風味。
悪くはない。
何故ならば、「煮玉子」が効いている。
ラーメン世代としては、こういう小物が味に彩りを与える。
飲み物も豊富。
日本酒あり、焼酎あり。そしてワインあり。
これってやきとん屋さんにしてはかなりマメだと思う。
そんな中で、わたしが頼んだのは、ホッピー白(セット=400円)。やっぱり串焼きにはホッピーでしょう。
だが、この日は残念なことにシャリキンのホッピーはなかったのである。
大将は憮然とした顔で黙々と串を焼く。
まぁ、大抵のやきとん屋はそうだから。
でも、串焼き屋はその雰囲気が食欲をそそり、飲み物をおいしくするよね。
この店、駅からは遠く、ひっそりと街に佇んでいるだけに、とても、穴場の店であることは間違いないようである。
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