目指せ！ドラフト 草野球日誌♯16 「広島カープを逆指名」

　まさに野球日和のいい天気。9月16日のこの日、怪鳥から誘われた草野球に何の疑いもなく、朝8時にウチを出る。
　猿江恩賜公園野球場に着くと、ゾロゾロとメンバーが集まってきた。ユニフォームを着たでっかい人は甲子園まであと僅かという高校球児だそうだ。また、西武ライオンズの平尾博嗣選手の実弟なる人も来た。
　すごい、豪華メンバーじゃん。
　文字通り、一点の曇りもない絶好の晴天なのに、何故か野球の試合開始に暗雲が垂れ込めている。グラウンド状態不良のため、球場の使用許可が下りない、という噂がまことしやかに囁かれているのだ。
　グラウンドを見ると、なるほど、確かに土の部分は足場が悪い。
　と、思っていると試合はホントに中止になった。
　こんなに天気がいいのに。

　さて、プロ野球の新人選択会議の話題が少しづつ人々の俎上にあがるようになった。まず、高校生がプロ志望届けを提出したために、各球団が描く戦力補充のグラウンドデザインははっきりしてきた。
　
　そんななか、どこのプロ球団からも身分の照会すらない、わたくし熊猫だが、本日、この場を借りて、「広島カープ球団の逆指名」を宣言する。
　内外野とも若手選手が力をつけ、ブラウン監督の下でメンバーが底上げされている中、敢えてカープの厳しい競争に身を投じ、チャレンジしていきたいからである。

　確かに、厳しいのは分かっている。
　梵英心選手や東出輝裕選手、松本高明選手の台頭でベテラン木村拓也選手が戦力外となった。わたくしもせんえつながら、内外野守れて、スイッチヒッター。木村選手と年齢の面でもキャラクターが被るが、25年も広島カープを愛し続けていること、また自分の手でブラウン監督を胴上げに導きたい、こうした理由から、広島球団を選んだ。
是非ともよろしくお願いしたい。

　ん？何だって？
　えっ？今はもう逆指名制度はない？
　マジっすか？

追記： 9月１７日のカープ球団入団テストは受けていない。っていうか、受けられないんです・・・・・。