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BASEBALL馬鹿 BLOG

感情的FC東京論「よくも悪くも福西のチームに」

2007-03-21 16:43:25 | 感情的FC東京論
 3月18日、約4ヵ月ぶりに味の素スタジアムへ。
 今年は2月のプレシーズンマッチ“東京ダービー”には風邪をひいた妻の看病で、3月2日の開幕戦は娘の初節句でともに欠席。
 ようやく第3節、ジュビロ磐田戦。この日は急遽練習試合が組まれた草野球を蹴って味の素スタジアムへ向かった。

 サッカー専門紙「EL GOLAZO」(交通新聞社)3月5、6日号によると「さきほどのファンショップとちょうど逆サイドの位置にも新たにファンショップができている」とあった。どんな店ができたのか、と気になりながら、飛田給駅を出て西側の階段を下りると、なるほど!以前からあった掘っ立て小屋がボンボネーラのショップになっている。
 しばらく、来ないうちに街の様子も変わった。

 スタジアムに入ってゴール裏まで行くと、スタンドはほぼ満員。
 以前に比べると、レプリカを着たサポーターは減ったような気がする。
 その少数派のサポーターを観察していると、やけに背番号37を着た方が目立つ。
 すると、ほどなくしてサポーター達の連呼が始まる。
 「フクニシ、トーキョー!」。
 移籍加入してきた選手に対して、あまり甘い顔を見せない東京サポだが、前節初勝利の立役者になった福西選手は例外のようだった。

 ちなみに、この日SOCIOに配られた配布カード(写真)は福西選手。そして、マッチディ・プログラムに掲載されたPlayer Interviewも福西選手だった。
無理もない。この日の対戦相手は古巣のジュビロ磐田だったのだから。

 さて、ゲームのほうだが、結果については今更ここでいちいち論う必要もあるまい。
 数的優位の中、再三の好機をものにできなかったFC東京と劣勢を跳ね返し、ワンチャンスをものにした磐田。
 そのFC東京のチャンスメイクのポイントになっていたのが、福西選手。いやいや好機の基点だけでなく、度々前線にも顔を出し、ミドルシュートを放ったかと思えば、ドンピシャリのヘディングで磐田ゴールを脅かしたのも福西選手だった。そればかりでなく、若い最終ラインに指示を与えていたのも、この稀代のボランチなのであった。

 まさに、福西選手がチームを支配しており、彼のチームといってもいいほどに選手を完全にコントロールしていた。
 それが、いいことなのか、或いはそうでないのか、はっきり言ってわからない。
 優勝請負人としての使命を背負ってチームに合流したのだから、そうなることは非常にいいことではあるのだが、しかしチームに合流してまだ2ヶ月の選手に掌握されるチームというのも何か頼りなげだ。

 だが、アマラオ選手退団後のFC東京は、これまでチームを引っ張る選手がいなかったのは事実。チームをまとめる選手が出てきたことは悪いことではない。第3節を終えて既に2敗目を喫したFC東京だが、これから福西選手を触媒として、チームの化学変化が起きるような気がする。
 対磐田戦の活躍が続けば、きっとまた日本代表に呼ばれるのではないか。福西選手!

追記:「新しい挑戦をしたい。お客さんがスタジアムに足を運んでくれるような面白いサッカーをしたい」(東京新聞)とシーズン前に抱負を語った原博美監督。選手交代で次々に攻撃の選手を投入するカードを切ってきた。先発のルーカス選手。途中出場の平山相太選手、ワンチョペ選手の前線は見所があった。対磐田戦は消化不良のゲームだったが、彼らの競演は見ていて壮観だった。

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