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中華さすらひ 074 - 雑になったオペレーション - 「山東 2号店」(横浜市中区山下町)

2021-07-05 20:57:58 | 中華さすらい

かみさんの誕生日の恒例行事、横浜中華街の食べ歩き。丁度、緊急事態宣言も明けて、出かけてみることにした。人気店の「山東」に。

雨模様だし、中華街は空いているんじゃないか。そんな予測もなんのその。しっかり混んでいた。もしや、「山東」は一号店も開けているのではと淡い期待を胸に路地を曲がるとお店の電光掲示板が光っている。あ、開いているじゃんと思って近づくと、やはり店は休業中だった。残念。雰囲気は断然一号店の方がいい。

さて、一号店の裏手にある二号店へ。すると、数人の人が列をなしている。うんうん、想定内。ただ、ここからが想定外だった。並び始めて数秒後、お店の人が「どうぞ」と声をかけて、列がぞろぞろ動き出した。

「三階にどうぞ」という。

ほう、三階開放か、と思いきや、階段の途中で列はストップした。その階段で待たされること十数分、これはこれで辛かった。ちょっとオペレーションがうまくいってない。ようやく、三階に通されたかと思うと、まだそのテーブルには、食後のお皿があり、自分らが席についてから片付け始めた。

「え?」と思った。

しかも、乱雑に皿を片付けているため、食べ残しの汁がテーブルに流れ出す。

またしても「えっ?」と思った。

いつから、「山東」はこんな雑なお店になってしまったのか。「美味しんぼ」の山岡ならば、「こんな店で食べることはない!」と大声を出したかも。

全てのテーブルにアクリル板が林立している。窓は開放され、換気は充分だ。ただ、お店は超満員で、かなり密。お酒を飲む人が多く、その呼気は店内を滞留しているよう。どことなく、お店がばっちくなっているような気がする。そのせいか、娘は神経質にテーブルを拭いている。

さて、気を取り直してオーダーしようじゃないか。あの極上の「水餃子」を。

まずは、「紹興酒」の小瓶一本と「水餃子」(700円)を2人前。そして、「空芯菜炒め」(1,500円)。

けれど、「紹興酒」の小瓶が通じない。お姉さんは「コップ、コップ」と仕切りにいう。どうも、小瓶はメニューからなくなったらしい。そのグラスの「紹興酒」をロックでいただいたが、なんとなく薄く感じたのは気のせいか。

「水餃子」も「空芯菜炒め」は変わらずに旨かった。でも、それだけが唯一の救いでもあった。

あとはもう、かつて自分が好きだった「山東」ではなかった。香港路にあった小さな店舗の頃はまだそんなにお客さんも多くはなかったが、店舗を移転し、今や押しも押されぬ人気店に。

このコロナ禍、人気店が故のプレッシャーはあるのだろう。でも、オペレーションを雑にしてはいけないし、それが原因でクリンリネスにも悪影響が出ているのだから。ちょっと心配ではある。

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