
終わったと思っていたのに。
でも。
何千回の「でも」。
その繰り返しがもう2週間も続いていた。
「今夜は行けない」。
「まだ」。
何千回の「まだ」。
その繰り返しが続く。
そのメールをもらったとき、「そうだろうな」と思う反面、落胆は大きかった。
夜の10時に仕事を終えて岐阜駅の前を横切り、名鉄の方角に向かうと、少し辺りは明るくなった。
名鉄駅を過ぎ、次の交差点に差し掛かると、少しだけ賑やかになった。
どうやらこの辺りが柳ケ瀬という土地らしい。
「二度と逢えない人なのに。なぜか心が、またいたむ」
「柳ケ瀬ブルース」を口ずさむ。
人づてから聞いた、柳ケ瀬のいい酒場と紹介された店は「田中家」という焼肉屋さんだった。
「1日1食」ダイエットする身には夜10時過ぎまで何も食べられないのはとても辛く、焼肉に食指は伸びなくとも、何はともあれ店に入ってみることにした。
店内中央には巨大な1枚板のテーブル。
そこの一角に腰掛けビールを頼んだ。
がさつな注ぎ方だったが、冷えたビールはスーパードライでもとてもおいしい。
「忘れたいのにあの夢を。想い出させるこの酒が」
「柳ケ瀬ブルース」の一節がまたも脳裏をよぎっていく。
なぜ、ボクは今ここにいるのだろう。
だけど、何か意味がある。だが、どんな意味が?
「ホルモン」と「カルビ」を焼きながら、果てしないリフレイン。
出口も光も見えない迷宮のラビリンス。
少し陰のある、どこかウェットなこの柳ケ瀬でボクはひとり焼肉をつつく。
ビールの注ぎ方はがさつだったが、肉の仕入れはいいようだ。
「ホルモン」が新鮮でおいしい。
独特のタレに漬けてあるらしく、この味がたまらなくおいしい。
ビールを二杯飲んで、「ハイボール」。
「ロース」に「ミノ」も食べながら、気がつくともう時計は12時をまわろうとしていた。
ついつい、飲みすぎて食べ過ぎてしまった。
冷たいベッドはイヤだけれど。
でも、おいしい焼肉を食べたらちょっと元気が出た。
迷宮のリフレインとラビリンスはまだまだ続く。
今夜も眠れないかもしれない。
でも。
何千回の「でも」。
その繰り返しがもう2週間も続いていた。
「今夜は行けない」。
「まだ」。
何千回の「まだ」。
その繰り返しが続く。
そのメールをもらったとき、「そうだろうな」と思う反面、落胆は大きかった。
夜の10時に仕事を終えて岐阜駅の前を横切り、名鉄の方角に向かうと、少し辺りは明るくなった。
名鉄駅を過ぎ、次の交差点に差し掛かると、少しだけ賑やかになった。
どうやらこの辺りが柳ケ瀬という土地らしい。
「二度と逢えない人なのに。なぜか心が、またいたむ」
「柳ケ瀬ブルース」を口ずさむ。
人づてから聞いた、柳ケ瀬のいい酒場と紹介された店は「田中家」という焼肉屋さんだった。
「1日1食」ダイエットする身には夜10時過ぎまで何も食べられないのはとても辛く、焼肉に食指は伸びなくとも、何はともあれ店に入ってみることにした。
店内中央には巨大な1枚板のテーブル。
そこの一角に腰掛けビールを頼んだ。
がさつな注ぎ方だったが、冷えたビールはスーパードライでもとてもおいしい。
「忘れたいのにあの夢を。想い出させるこの酒が」
「柳ケ瀬ブルース」の一節がまたも脳裏をよぎっていく。
なぜ、ボクは今ここにいるのだろう。
だけど、何か意味がある。だが、どんな意味が?
「ホルモン」と「カルビ」を焼きながら、果てしないリフレイン。
出口も光も見えない迷宮のラビリンス。
少し陰のある、どこかウェットなこの柳ケ瀬でボクはひとり焼肉をつつく。
ビールの注ぎ方はがさつだったが、肉の仕入れはいいようだ。
「ホルモン」が新鮮でおいしい。
独特のタレに漬けてあるらしく、この味がたまらなくおいしい。
ビールを二杯飲んで、「ハイボール」。
「ロース」に「ミノ」も食べながら、気がつくともう時計は12時をまわろうとしていた。
ついつい、飲みすぎて食べ過ぎてしまった。
冷たいベッドはイヤだけれど。
でも、おいしい焼肉を食べたらちょっと元気が出た。
迷宮のリフレインとラビリンスはまだまだ続く。
今夜も眠れないかもしれない。
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