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居酒屋さすらい 1793 - 圧倒的なもてなしの手料理 - 「大(だい)」(台東区上野)

2021-07-03 21:50:32 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

※緊急事態宣言、まん延防止等重点措置発出前に訪問

現在の上野は1丁目から7丁目まであり、範囲が広い。元々、下谷区だった上野はブロック毎に町名があり、今でもその町内会で祭の神輿を管理するなど、江戸の下町の風情を残す。例えば、自分が勤めていた会社は上野3丁目だが、かつては長者町という町名で、今もその名称は生きている。また、甘味処の「みはし」がある場所は三橋町、広小路から西は黒門町というのが、未だに名残を留めている。現在でいえば、上野駅に近くなればなるほど、上野らしくはなる。自分の会社は上野の端だから、もはや上野らしくもない。また、広小路裏手の黒門町も本来は門前町だから、上野の賑わいとは違う雰囲気が漂う。一緒くたに上野といっても様々だ。

さて、その黒門町にも多くの居酒屋がある。今回お邪魔したのは「大」。I社のI田部長のお誘いで、各社の仲間が集まった。このお店、昔から気になっていた。八重山そばの「みやら製麺」の隣にあり、また店名がいい。ただ、一人では入れない雰囲気だから、これは連れてきてもらうに限る。

I田部長は自分のために白ワインを用意してくれたらしい。仲間らが、「熊猫さん、懇親会の時、大体白ワイン飲んでますよ」と教えたらしい。いや、ワインは確かに好きだが、このお店で飲むなら、日本酒じゃないかなと内心思い、その言葉を飲み込んだ。ところが、用意していただいたワインはかなりおいしく、実はフルボトルを空けて、2本目にまで手をつけてしまった。最後の方はもう、酔っていて記憶もあやふやだった。

お店は大女将と若いママの二人三脚の様子。料理は手料理で、手が混んでいておいしく、言うことなし。例えば、胡麻油で炒めたにんにくの芽を卵黄にていただくこれ。

お任せメニューなのだが、こういうのってなかなか居酒屋では出てこないし、聞いたことすらない。創作料理なのだろうか。ただ、一つだけ言えるのは、この料理が抜群にうまいのだ。

テーブルは4人掛け3つだけのこじんまりとした隠れ家のようなお店だった。

ママがいるお店って昔から憧れだった。その日あったことをちょっと話せるような。でも、「大」はカウンターがないから、一人では難しい。

ただ、今度来る時は絶対日本酒にしようと心に誓ったのだった。

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